財団法人 宮崎県健康づくり協会 | 宮崎県健康づくり協会は県民皆様の健やかな生活づくりを応援いたします。

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平成23年度 宮崎県特定健診・特定保健指導従事者研修会を開催しました

場 所:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
日 時:平成24年2月13日(月) 午前10時30分から午後16時
対象者:市町村や医療機関等で特定健診・特定保健指導に従事する者
参加者:54名
内 容:

    報告  健康づくり協会における特定保健指導の評価と課題
          (財)宮崎県健康づくり協会 保健師 岩崎 恵子
    講演  保健指導プログラムの組み立て方とその評価方法
        行動科学に基づく行動変容のためのプログラム手法と評価方法
           NPO法人 保健事業支援会 理事長 運天 勲 


 県の委託事業「宮崎県健診・保健指導体制整備支援事業」として、市町村、医療保険者及び医療機関の保健師、管理栄養士、看護師等を対象に標記研修会を開催した。
 参加数は54名で、その内訳は県・市町村職員29名、医療保険者職員17名、医療機関等の関係職員8名であり、職種別では、保健師34名、管理栄養士11名、看護師6名、事務職3名であった。

 午前中は、(財)宮崎県健康づくり協会 保健師 岩崎恵子より「健康づくり協会における特定保健指導の評価と課題」と題して平成20年度から22年度までに実施した、特定保健指導の指導実施数と平成22年度の継続実施率等の報告が行われた。
 また、健診受診から指導開始までの期間の長さが医療保険者によって異なることや、保健指導を行った対象者に行動変容ステージや体重、BMI、腹囲等の変化がみられることが報告された。

 

 次に、NPO法人 保健事業支援会 理事長 運天勲先生より「保健指導プログラムの組み立て方とその評価方法~行動科学に基づく行動変容のためのプログラム手法と評価方法について~」と題して講演が行われた。
 講演では、何のために評価するのか等の概論と、評価するためには目的から指標まで一貫性のとれた事業計画書を作成する必要があると話された。一貫性のとれた事業計画書とは、「現実」「理想」「指導内容」の3つの要素から構成されており、現実と理想のギャップを埋めるために、目的をもって実行していくことが重要であると言われた。
 また、現在医療保険者やアウトソーシング機関のもっているデータは、検査値が主で、数値が下がった報告だけでは、保健指導を行った結果メタボ認定から外れたとは証明できないと言われた。介入と検査値改善との因果関係を示すために、指導プログラムは「検査値を下げる」という目標を立て、指導内容は体重減少に関するものを選び、アンケートで行動変容の状況を聞く場合は、何をもって改善とするのかをあらかじめ定義しておくことが大事であると話された。

 開催終了後のアンケートでは、出席者の約9割の方が評価の必要性を理解でき、約5割の方が効果的な保健指導につながる為の企画・計画書の作成方法が理解できたと答えた。また、「健診率や保健指導率を高める必要があり、保健指導によって効果がみられている。という評価は必要だと感じた」「具体的な事例ごとのアンケートの内容を知りたい」などの感想が聞かれた。

 

 研修会への感想は、評価の難しさを反映することとなったが、評価の必要性や、多種にわたる事業に携わっている講師の話を聞くことで、参加者にとっては有益な研修会であったのではないかと考える。

平成23年度 第2回健康運動指導士・健康運動実践指導者単位認定講習会を開催しました

日 時:平成24年2月2日(木) 午前10時から午後3時まで

会 場:宮崎県総合保健センター 大研修室

対象者:宮崎県内の保健所、市町村等の公的機関において、健康づくりのための運動指導

    に従事している者

参加者:午前の部108名、午後の部107名

講 師:講義
   「生きる基本となる呼吸運動と姿勢の作り方
              ~生活習慣病予防のために~」
            健康大使・フィットネスインストラクター
                         講師 中尾 和子先生
    実技
   「いつでもどこでもだれもができる
      ~生活活動動作が楽になるJSAボールエクササイズ~」
            健康大使・フィットネスインストラクター
                         講師 中尾 和子先生


内容: 
  「呼吸と姿勢のつくり方」を中心に、「良い姿勢=楽で疲れない姿勢」を作るために実際に身体を動かしながら、“からだは使ったように変わる”ことを体感した。1時間の運動よりも起きて活動している17時間がいかに大事かということや日常で行っている“立ち居振る舞いを変える”ことは、楽に動く、楽に立つなどの動作をからだで覚え、活動量を増やすきっかけとなり結果的に生活習慣病を予防することにつながると述べられた。運動とは、「感覚を鍛える・感覚を磨くもの」であり、自分の身体と対話しながら良い感覚を育て、経験し、知ることが大切であると学んだ。ボディマッピング(からだの地図づくり:からだの状態・かたち・場所(位置)をイメージしながら、どんなふうに作用しているのかなどを認知すること)をしながら、姿勢や呼吸を整えていく大切さを実践し学んだ。実習では、直径26cmの柔らかいボールを使用して、関節包と関節面にアプローチするエクササイズを実践した。JSA(ジョイント・スケーティング・アプローチ)は「力を抜くこと」を体感する・からだと対話する時間をつくることから始め、ボールに身体をゆだねるだけで関節面がなめらかになり、周りの組織(筋肉や血管)が本来の力としてしなやかさを取り戻せるエクササイズであることを知った。
 日常生活の中で、自分のからだへ着目する機会も少なくなっている現状から、人の生きる基本である呼吸と姿勢に目をむけることで、筋肉の緊張や自分のからだの状態を知り、自分のからだと対話する、気づきの大切さを学んだ。

 

 本講習会を受講された健康運動指導士と健康運動実践指導者の方は登録更新に必要な単位(講義2.0単位、実技2.0単位)を取得することができました。

平成23年度健康づくり指導者講習会を開催しました

日 時:平成24年1月20日(金) 9時50分から15時00分まで
会 場:宮崎県総合保健センター 大研修室
対象者:県・市町村職員、医療保険者、医療福祉関係者等
参加者:94名
演 題:講演Ⅰ「時間栄養学とスポーツ栄養から健康づくり支援を探る」
    講演Ⅱ・演習

   「実験で理解を深める健康の科学~マスコミでは語れない食のウソ・ホント~」
      講師:県立広島大学 人間文化学部 健康科学科 教授 加藤 秀夫先生

内  容:
 始めに、からだのリズムについて説明があった。1週間のリズムでみると水曜日が活動量が一番多いというデータがあり、子どもの給食も毎日同じエネルギー量ではなく週リズムでみた摂取エネルギーにすることが大事であると言われた。
 摂食時間と血糖変化では、夕食後に一番血糖値が上がりやすく、朝食後は上がりにくいというデータの説明があり、朝はエネルギーをつくる働きが大きいため朝食はしっかり摂り、夕食は少なめに摂ることがポイントであると言われた。また、朝食にタンパク質を摂らないと体内リズムが働かないこと、起きて1時間以内に朝食を摂ることもポイントであると言われた。
 午後からは実験をしながら進めていった。大根おろしの消化吸収の実験では、でんぷんの入った水に大根おろしのみ入れた実験では、ヨウ素を加えた液の色はすぐには変化しなかったが,大根おろしに醤油を入れた液を入れるとすぐに色が変化した。つまり、塩分を加えることで消化吸収が高まると説明があった。
また、高塩食の摂取時間と尿排泄のデータでは朝食、昼食に比べ夕食の方がナトリウムの尿排泄量が多いことから、高血圧の人の減塩の支援では朝食、昼食を減塩し、夕食は少しゆるめるという方法が患者さんにとっても負担なくできると言われた。
 参加者からは、「朝食を食べる必要性について科学的に示され、指導する際の自信につながった」「理論的な内容と実験、どちらも大変参考になった。現場に持ち帰って早速活用したい」などの感想があった。

がん検診受診率向上プロジェクト講演会を開催しました

日 時:平成23年11月15日(火)午後13時20分から16時00分まで
会 場:宮崎県総合保健センター 大研修室
対象者:宮崎県がん検診受診率向上プロジェクト運営・推進団体企業、

    ピンクリボン活動みやざき協賛・賛同団体、県・市町村・一般
参加者:127名
プログラム:講演
     「がん予防とがん検診―がんで死なないためには?」
              東京大学医学部附属病院 放射線科 准教授
                                   緩和ケア診療部 部長 中川 恵一 氏
     中川恵一先生とのトークセッション
     「職場におけるがん検診受診率アップのための対策について

                           ~企業2社の取り組み~」
           株式会社宮崎銀行 保健師 日野 美穂 氏
           旭化成健康保険組合家族健康指導グループ 保健師 柳田 美智子 氏 
     体験トーク及びライブ
     「子宮がんを知って下さい~私の体験談~」
      子宮頸がん啓発団体キャリア・ピジョン 代表 あまの ともみ 氏

内  容:
 宮崎県からの個別委託事業「宮崎県がん検診受診率向上プロジェクト事業」として講演会を開催し、行政、病院、企業、一般から、当日127名の参加があった。
 中川恵一先生の講演で、はじめに「2人に1人ががんになる。このことは、隣の人と自分とでは、どちらかががんになるということであるが、なんとなく、自分ではない気がするのでは?」と問いかけられた。がんで死ぬことは防げるが防げられていないことが問題であると言われ、がんで死なないためには、がんにならないよう生活習慣を改めること、早期に見つけて完治させることが大切という事であった。がんにならないような生活習慣とは、①タバコを吸わないこと。②野菜と果物を十分にとり、塩分の取りすぎに注意をすること、運動不足を心がけることなどで、これらの生活習慣を改めることで、がんの3分の2を減らすことができると言われた。また、早期のがんは症状が出ないことから、症状が出ないうちの定期的な検査が大切であると言われた。日本人の受診率が上がらないことは、日本人が、がんのことを知らなすぎることが影響していると言われ、がんについて知れば自然とがん検診に足がむく為、正しいがん知識普及の大切さを伝えられた。
 また、企業の中で、がん検診を受けることが求められている背景には、女性社会進出と定年延長があることを挙げられた。がん発症と年代の関係では、30代後半で子宮頸がんが、40代後半で乳がんの発症が多いこと、また、55歳以上から男性のがんの発症が急増することから、職場でのがん検診の重要性が高まっていることなどの話が合った。
 次に職場におけるがん検診受診率アップのための対策について~企業2社の取り組みと題して、株式会社宮崎銀行 旭化成健康保険組合家族健康指導グループ 保健師2名からの取り組み発表があり、若い世代に増えている子宮頸がんの受診率が低いこと、胃がん検診の受診率など課題が上がった。これらの発表を受け中川先生より、若い世代の子宮頸がん受診率アップのためには平日の夜間午後5時~7時の時間帯で子宮頸がん及び乳がんを同時に受けられる施設が増えることがキーポイントといわれた。また、胃がん検診を増やすためには、ピロリ菌が胃がんの原因の大半であることから、ピロリ菌の有無を検査できるペプシノーゲンを検査に取り込むことも一つの方法であることを言われた。
 最後のプログラムとして 子宮頸がん啓発団体キャリア・ピジョン代表 あまのともみ氏より「子宮頸がんを知ってください。~私の体験談~」と題して体験トークとピアノライブがあった。体験トークの中で、「ワクチンを受けたから100%がんにかからないとは限らない。自分自身、ワクチンの効かない型のウイルスに感染したこともあり、若い方へ検診を受けることを勧めている。」との話があった。また、ライブを通して自分の健康に関心を持つ方が増え、一人でも多くの方が検診を受けるきっかけになればうれしい、検診の輪が広まることを願っているなどの話があった。参加者からは、「改めて生活習慣を見直そうという気持ちになりました。早期発見できればがんも怖くない。定期検診をきちんと受けます。」「従業員及び家族合わせて自分の家族にもがん検診を受けてもらうようにPRする力が湧いてきました。」「私も20代ですが、検診を受けたことがないので、きちんと受けようと思います。また、友達にもすすめたいと思います。」などの感想が多数聞かれた。

平成23年度 第1回健康運動指導士・健康運動実践指導者単位認定講習会を開催しました

日 時:平成23年10月7日(金) 午前10時から午後3時まで

会 場:宮崎県総合保健センター 大研修室

対象者:宮崎県内の保健所、市町村等の公的機関において、健康づくりのための運動指導に従事している者

参加者:午前の部66名、午後の部67名

 

講師:講義
   「メタボリックシンドローム・サルコペニア予防
             ~中高年者の健康増進への課題」
     立命館大学 スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科
                      教授 真田 樹義 先生
   実技
   「メタボリックシンドローム・サルコペニア予防
              ~中高年者の健康増進への課題」
     立命館大学 スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科
                      教授 真田 樹義 先生

 


内容: 
 脂肪が過度に蓄積した場合の脂肪細胞の働きの変化について、ホワイトボードやスライドの図を使用して詳しく説明があった。また、肥満者(BMI25以上)の多さや平均寿命、健診受診率や改善率など都道府県別にランキング形式で見ていき、その背景などについても詳しく学んだ。運動ではすぐに運動効果が出るものと、なかなか現れないものがあるため、長期で無理のない運動をすることが大切であり、指導者は対象者に8割くらいの目標を立てさせ、効果の現れない部分は運動におけるその他の長所などをあげてフォローすることが大切だという説明があった。参加者からは「エビデンスに基づく資料やデータが多く、参考になった」や「新しい内容を学べた」などの声が聞かれた。
サルコペニアの概論と加齢における骨格筋の減少および一日の総エネルギー摂取量の減少、蛋白質の破壊についての解説があった。一般にサルコペニアになりやすい部分は男女とも腹部と大腿前面であり、サルコペニア簡易測定法の計算式の指導もあった。
 3メッツ、4メッツ、5メッツの速度を体感し指導につなげるために、先頭にメッツを表示する歩数計をつけて歩き、現在のメッツを頭に入れながらの実技があった。筋力トレーニングでは、正しいスクワットやニーリフトの指導法、ストレッチではストレッチの種類や目的、指導のポイントなどを時間をかけて学び、参加者からは「実践のポイントがわかりやすかった」「わかりやすく、すぐ現場での指導に役立つ」などの声が聞かれた。
 

 

 本講習会を受講された健康運動指導士と健康運動実践指導者の方は登録更新に必要な単位(講義2.0単位、実技2.0単位)を取得することができました。

平成22年度 脱メタボリック普及啓発事業報告書を掲載しました

内 容:当センターでは宮崎県より委託を受けて、脱メタボリック普及啓発事業を実施しました。
 今回、児童とその保護者を対象に、食と運動を通して望ましい生活習慣の大切さを親子で学び、これからの健康づくりに取り組んでいただくことを目的に健康教室"おやこでヘルスアップ大作戦"を実施しました。そのプログラムの内容や資料をまとめましたので掲載します。

発 行:平成23年3月

 

    報告書             

平成22年度 寝たきり予防研修会を開催しました

日 時:平成23年2月3日(木)  午後1時30分から4時30分まで
会 場:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
対象者:宮崎県内の医療・保健・福祉の従事者
参加者:125名

テーマ:「病院、施設、在宅におけるフットケアの必要性と実際について」
講 師:ヤルコホイタヤ
      爪切り屋メディカルフットケアJF協会理事 木村 鉄也 先生

 

内  容:講演・デモンストレーション
 講演では、『フットケア~爪切りの知識と実践~』ということでまず、足の働きをヒトの進化に沿って説明があった。
 高齢者が抱える足の健康問題として、①加齢によるもの②病気によるもの③日頃のケアによるものがあると説明があった。
 足爪や足裏、踵の異常や膝・腰痛などの異常により、寝たきりに進むことの説明があり、フットケアの重要性の説明があった。
 足や爪の構造と名称や役割では、一つ一つの構造の意味について丁寧に説明があり、爪の異常では魚の目、タコ、白癬の種類と、なぜそのような異常をきたしたのかの説明があった。
 フットケアを行う環境や実際の流れの説明があり、家庭での爪の切り方や簡単な角質除去の紹介があった。
 靴に関しては靴よる足の爪のトラブルについて、靴の選び方について説明があった。
 デモンストレーションでは、講演の中で説明があったことを会場で実践があり、通常の爪切りやタコの処理の仕方の実践があった。
 受講者からは「足、爪一つ一つについて非常に分かりやすく、ただケアをするだけでなく役割などしっかり把握した上で、それぞれにあったケアの方法を行うことが大切だと感じた」「実際に切り方を見る事ができて参考になりました。時間をかけてゆっくりできるような環境作りができるようにしたいです」との感想をきくことができた。

平成22年度 健康づくり指導者講習会を開催しました

日 時:平成23年1月27日(木) 13時20分から16時まで
会   場:宮崎県総合保健センター 大研修室
対象者:県・市町村職員、医療保険者、医療福祉関係者等

演 題:
    講話・ワーク
     「行動科学とソーシャルマーケティングを使ったより効果的な
                          がん検診受診率対策の戦略」
   
      講師 大阪大学コミュニケーションデザイン・センター
                              平井 啓 氏

内 容:
 始めに、受診率向上対策のための行動科学とソーシャルマーケティング手法についての説明があった。「行動科学」とは、人の行動が予測でき、それへの対策をたてることができるということであり、地域住民のパターンが把握できると、それへの対策を立てることができるため、行動予測をすることがポイントである。「ソーシャルマーケティング」とは、社会的に重要なものを人々に「WHO(誰に)」→「WHAT(何を)」→「HOW(どうやって)」という順番で対策を考えることであり、語り手が聞き手の立場に立ち、メッセージを共感させることであると言われた。
 次にそれぞれのポイントについて説明があった。
 最後にワークショップ(チーム全員で目標に向かって作業を行い、一定時間内に成果を生み出す)を行った。目標は、「大腸がん検診を地域で普及啓発させる」ということで「WHO-WHAT-HOW」の手法を使ってチームで戦略を考えた。そして、その戦略をチーム外の人に聞いて意見をもらい、最後にその意見をもとに、再度戦略を見直す。という流れで実施した。
 参加者からは、「自分の職場にあてはめて、受診率向上対策を練り直したい。即応用、活用できそう」「マーケティングのポイントがグループワークをすることで、よくわかった。チーム外の意見を聞いてフィードバックすることで更によいものにすることができた」などの意見があった。

平成22年度 宮崎県特定健診・特定保健指導実践者育成研修会を開催しました

日 時:平成22年11月16日(火)、11月29日(月)
場 所:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
対象者:市町村職員、医療保険者・医療機関関係者等で過去に実践者育成研修会に参加したことのない者
参加者:1日目 54名
    2日目 47名

内 容:(1日目)
講義Ⅰ 健診・保健指導の理念の転換
   宮崎県福祉保健部 国保・援護課 菊地 潤一
講義Ⅱ 健診・保健指導(概論)①
   宮崎市市民部 国保年金課 健診指導係 井本 智加
講義Ⅲ 健診・保健指導(概論)②
   宮崎市市民部 国保年金課 健診指導係 有田 洋子
講義Ⅳ 慢性腎臓病(CKD)とメタボリックシンドローム 
   宮崎大学医学部附属病院 血液浄化療法部 准教授 藤元 昭一

 

(2日目)
講義Ⅴ 健診、メタボリックシンドローム、そして健康づくり
   宮崎県健康づくり協会 医師 江藤 胤尚
講義Ⅵ フローチャート様式6-10について
   宮崎県国保連合会 事業課 奥野 恵理子
講義Ⅶ 特定健診・特定保健指導の流れについて
   宮崎県健康づくり協会 川野 希
事例報告 ・特定健診受診率アップの取り組み
   都城市 健康課 東 博久
・特定健診・保健指導の現状
   全国健康保険協会宮崎支部 加藤 栄子

 

 県の委託事業「宮崎県健診・保健指導体制整備支援事業」として、市町村、医療保険者及び医療機関の保健師、管理栄養士、看護師等を対象に標記研修会を実施した。
 今年度は、宮崎県保険者協議会との共同開催となった。
 本研修会は、厚生労働省により定められた健診・保健指導の研修ガイドライン(確定版)に沿って実施するものであり、全ての講義を受講した者には修了証を発行した。

 修了証の発行数は、45名で、その内訳は県・市町村職員17名、医療保険者10名、医療機関の関係職員18名であった。職種別では、保健師24名、管理栄養士4名、看護師12名、その他5名であった。

 1日目は、前半に健診・保健指導の理念の転換、健診・保健指導(概論)の講義を実施し、標準的な健診・保健指導プログラム(確定版)にそって話が進められた。
後半は、宮崎大学医学部附属病院の藤元昭一医師に「慢性腎臓病(CKD)とメタボリックシンドローム」と題し講義をしていただいた。講義では、「慢性腎臓病は生活習慣病の1つであり、メタボリックシンドロームとの関連も大きい。また、慢性腎臓病の早期対処は、心疾患、脳疾患の減少や医療費削減に大きく関わっているため、保健指導の場でもそのような視点からの支援が大切である」との話があった。

 2日目の午前中は、「健診、メタボリックシンドローム、そして健康づくり」と題し江藤医師からの講義が行われた。講義では、生活習慣病が発生するメカニズムから予防法、健康診断結果票の有効な活用法、生活指導の必要性など幅広く話をしていただいた。
 午後からは、健診・保健指導の現状や受診率アップへの取り組み、実施時の注意点などを現場に携わっている担当者に講義をしていただき、さまざまな立場での成果や問題点を提示していただいた。

 研修後のアンケートでは、「知識の再確認になった」「基本的な所から抑えられた」「新しい情報を得ることができたので今後の仕事に活かしたい」といった声の反面、「制度の再確認のため自分には必要ない研修だった」「どのレベルの人を対象とした研修なのか分からなかった」などの感想が聞かれた。
 特定健診・特定保健指導が開始されて3年目となり、研修内容も基礎的な内容からスキルを上げるための内容など従事者が求めるものに差が出てきているアンケート結果であった。

平成22年度 第2回健康運動指導士・健康運動実践指導者単位認定講習会を開催しました

日   時:平成22年12月1日(水) 午前10時から午後3時まで
会 場:宮崎県総合保健センター 大研修室・運動実践室
対象者:宮崎県及び市町村等の公的機関において、健康づくりのための運動指導に従事している者
参加者:午前の部66名、午後の部61名
講   師:
 講義
  「生活習慣病予防・改善のための運動・身体活動支援」
      独立行政法人 国立健康・栄養研究所 健康増進プログラム
                  運動ガイドラインプロジェクトリーダー 宮地 元彦 先生 
 実技
  「生活習慣病予防・改善のための運動・身体活動支援」
      独立行政法人 国立健康・栄養研究所 健康増進プログラム
                  運動ガイドラインプロジェクトリーダー 宮地 元彦 先生 
内容: 
 講義では、まず健康寿命・介護予防を阻害する3つの要因についてメタボリックシンドローム、ロコモティブシンドローム、認知症をあげ、単なる寿命ではなく、介護などを必要とせず、自立した生活を送ることができる健康寿命を延ばすことが大切だということを学んだ。日本人の肥満状況については、中年男性では10年20年前と比べて肥満者の増加が著しいが、女性は年々肥満者が減っており、特定保健指導でも男性と女性が同じ指導を受けて本当に効果があるのかという事を問われた。
 国民健康・栄養調査の1日の歩数の推移から現在の日本人の歩数は目標値より2000歩近く減っており、平成9年と比べると男女とも平均して1000歩は減っていることがわかった。運動習慣者は増加しているのに、身体活動量が減っていることが問題となっているということを学んだ。受講者からは、「科学的根拠に基づいた情報が盛りだくさんで役にたった」や「指導者やお客さんの立場からとあらゆる方向から考えられた指導を学べた」などの声が多く聞かれた。

 実習では、安全管理の徹底を中心に、運動指導前の体調確認方法や準備運動などを実践し、普段何気なく行うような単純な動作でも注意して行う必要があることを体感した。ウォーキングでは、ペースごとに3メッツ、4メッツなどを実際に体験し、普通歩行は実際には4メッツぐらいということを知り、ロコトレや基本的な腹筋運動、腕立て伏せなど全員で行い、「楽~ややきつい」と感じる程度の運動とはどの程度なのか、回数は適しているかなど実際に体験し、指導を受ける側の体力や年齢を考慮することが非常に重要なことを体感した。受講者からは「メッツの強度を体感できて良かった」や「対象者への理解のなさを実感し、強度や回数の設定を工夫する必要があると感じた」などの意見が聞かれた。
 
 本講習会を受講された健康運動指導士と健康運動実践指導者の方は登録更新に必要な単位(講義2.0単位、実技2.0単位)を取得することができました。

平成22年度母子保健指導者研修会を開催しました

日   時:平成22年9月30日(木) 午後1時から午後4時まで
会 場:宮崎県総合保健センター 大研修室
対象者:宮崎県、市町村の母子保健・医療・福祉・教育関係者等(医師・助産師・保健師・看護師・栄養士・母子保健推進員・保育士等)

プログラム:行政説明 「宮崎県の母子保健事業の取り組み」
        宮崎県福祉保健部健康増進課 課長 和田 陽市

 講演Ⅰ
 「新生児聴覚スクリーニング検査の必要性と事業の実際について」
   宮崎大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科学教室 言語聴覚士 牛迫 泰明 氏

 講演Ⅱ
 「きこえとことばが気になる乳幼児、保護者への支援」
   宮崎市総合発達支援センター 言語聴覚士 鍋倉 亜里子 氏

 「乳幼児期に必要な保護者支援とは?
      ~聴覚支援学校における取り組み~」
   宮崎県立都城さくら聴覚支援学校 乳幼児教育相談 担当 宮田 恭子 氏

 

内 容: 
 今回のテーマは、平成20年4月から実施している「新生児聴覚検査・療育体制の構築事業」の内容とした。
 まず行政説明、宮崎県の母子保健の特徴と県の取り組みの説明があった。
 講演Ⅰでは、「新生児聴覚スクリーニング検査の必要性と事業の実際について」と題して、宮崎大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科学教室 言語聴覚士の牛迫泰明先生にご講演いただき、耳の役割や検査の必要性、県内の聴覚に問題のある子どもの状況等の説明があった。
 講演Ⅱでは、療育実施機関である宮崎市総合発達支援センターと宮崎県立さくら聴覚支援学校から支援内容について講演をしていただいた。
 まず、宮崎市総合発達支援センター 言語聴覚士の鍋倉亜里子先生にご講演いただき、センターに受診された時の見る視点や、「赤ちゃん言葉を使う」という保護者からの相談に対する保育園での見る視点等を説明された。
 次に、宮崎県立さくら聴覚支援学校 乳幼児教育相談担当の宮田恭子先生に聴覚支援学校における取り組みについてご講演いただいた。乳児期・幼児期前期に必要な支援で一番難しいのが「安定した母子関係の形成」で子どもの言語発達の鍵を握るのは親であることを言われた。保護者への心の支援は、ピュアカウンセリング(親同士先輩ママ)とロールモデル(聴覚障がいのある0~18歳の生徒や教師と関わる)で子育てに前向きになれる「なんとかなる」と思えるように支援していくことを説明された。
 参加者からは、「早期発見、早期治療の必要性について改めて学び、母子手帳交付時の説明をより丁寧に行っていこうと思った。」「安定した母子関係を形成するまでの支援や障がい受容の難しさについて学ぶことができた。今後の支援に役立てたい。」などの意見があった。

平成22年度 第1回健康運動指導士・健康運動実践指導者単位認定講習会を開催しました

日 時:平成22年7月22日(木) 午前10時から午後3時まで
会 場:宮崎県総合保健センター 大研修室・運動実践室
対象者:宮崎県及び市町村等の公的機関において、健康づくりのための運動指導に従事している者
参加者:午前の部37名、午後の部36名
講   師:
    講義 「保健指導における運動のきっかけづくり」
           医療法人 慶明会 けいめい記念病院
                   健康支援センター 所長 日吉 眞理子 先生

    実習 「保健指導における運動のきっかけづくり」
           医療法人 慶明会 けいめい記念病院
                   健康支援センター 所長 日吉 眞理子 先生

 

内  容:講義では、肥満者(BMI25以上)・運動習慣者の割合や1日の平均歩数などの年次推移から生活活動量が年々減っていることを示し、意識して増やすことが大切であるということを例に、運動指導者は、様々な知識をしっかりと理解し、マニュアル通りではなく、対象者の生活環境や地域を把握し、対象者に応じた身体活動や運動の内容を、明確にわかりやすく提案することが必要という内容であった。受講者からは、「具体的な実践内容の説明があり、とてもわかりやすかった」などの意見が多く聞かれた。

 実技では、椅子を使って効果を体感してもらうための簡単な動きや、ウォーキングの指導法であった。対象者に気づきを促しながら、興味を持ってもらう運動指導技術や一つ一つの動きにしてもきっちり丁寧に教える大切さについて学んだ。
 受講者からは、「実際に自分のからだで体感することで内容を理解できた。これからの保健指導に役立てたい」などの意見が多く聞かれた。   

 本講習会を受講された健康運動指導士と健康運動実践指導者の方は登録更新に必要な単位(講義2.0単位、実技2.0単位)を取得することができました。

平成21年度 歯科保健講習会及び寝たきり予防研修会を開催しました

日 時:平成22年3月10日(水)  午前10時20分から午後3時30分まで
会 場:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
対象者:宮崎県内の医療・保健・福祉機関関係者
参加者:132名
講 師:講  演 Ⅰ
     「要介護高齢者の食支援~認知症の視点から~」
       東京都健康長寿医療センター研究所 専門副部長 平野 浩彦 先生
      講  演 Ⅱ
      「要介護高齢者における口腔ケアの実際と問題点」
      ひとえ歯科クリニック 院長       宇都 仁惠 先生
                    歯科衛生士  田中真理子 先生
                    歯科衛生士  小松冨美子 先生

内 容:講演Ⅰは、認知症を理解することの重要性を話された。
 85歳以上の3人に1人は認知症であり、認知症高齢者の7割は在宅で生活しているため、地域医療を推進する上で、認知症への理解は欠かせないと話された。
 認知症とは、「脳や身体の疾患を原因として、記憶・判断力などの障害がおこり、普通の社会生活がおくれなくなった状態」であり、さまざまな症状によって毎日の生活が困難になることが問題になってくると説明があった。
 なお、認知症の中等度~重度では食べ物の認知の部分で問題が生じ、寝たきりになると機能障害が出現してくると説明があった。認知症の“食”の問題の観察のポイントとして①摂食開始困難(食べようとしない)②摂食中断(途中で摂食を止める)③食べ方の乱れの説明があった。
 最後に認知症の方と関わりをもつためには「木を見て森を見ず」な視点にならないように心がけ、さらに、その「森」が現在、どんな季節(時期)なのかも視野に入れると良いと話された。認知症を理解し、「認知症の○○さん」ではなく、「○○さんの認知症!」として捉え、対象者のワールド(価値・歴史観)にいかに入れるのかが大切であると話された。

 講演Ⅱでは、本県の「脳血管疾患」の統計について説明があった。また、「脳血管疾患」は、65歳以上の寝たきりの最大要因であり、その方々への口腔ケアの重要性について話された。
 次に、歯磨きをしているのにむし歯ができることがあるため、「磨いている」のと「磨けている」のは違うとの話があった。その中で、最初から歯磨き粉をつけて磨くと、磨けたような気分になっているとの指摘があり、実際に対象者に口腔ケアする際も歯磨き粉を最初からつけないようにとの指導があった。
 実際に口腔ケアを実施するにあったての問題点は「口をうまく開けてくれない」ことがあり、「口をうまく開けてもらう」ためには、「Kポイント刺激法」を行うと良いと話された後、歯科衛生士による実技指導の中で方法の指導があった。
 最後に、いつまでも口から食べるためには口腔ケアが大切であり、口腔ケアを実施していく上で歯科以外の専門職との連携も大切であると話された。
 歯科衛生士よる実技指導では、Kポイント刺激の方法や、クラッカーやオブラートを実際に口腔内にいれてみて、それを取り除きながら手技等の口腔ケアについて実際を指導された。

平成21年度 脱メタボリック普及啓発事業研修会を開催しました

日 時:平成22年3月12日(金)午後12時50分から午後4時まで
会 場:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
対象者:宮崎県内の健康づくりに携わる県市町村職員(保健師・栄養士・事務職)等
参加者:34人
講   師:事例発表

 「脱メタボリック普及啓発事業を実施して」  
    高原町総合保健福祉センターほほえみ館 健康づくり推進係 下園八代美 氏

 講  演
 「行列ができる脱メタボ講座とチラシの作り方
      ~参加者満足度を高める講座をつくるコツ~」
       NPO法人男女共同参画おおた 理事長 牟田 静香 氏

 

内容:事例発表では、高原町の現状や、若い世代や男性への生活習慣を改善し生活習慣病の有病者・予備軍を減らしたいという事業参加のきっかけを話され、事業の企画をUMKエージェンシーに委託するにあたった経緯や、事業企画や実施の詳細、結果等の報告があった。
 講演では、人が来ない原因について、「企画力」と「広報・PR力」が不足していることを話され、資料を使ってタイトルのつけ方やチラシで使う文字書体の選び方、ワードの使い方など、対象者のココロをつかむ具体的な手法の紹介があった。人を集めるために、まずは企画ありきではあるが、対象者を徹底的に絞る、対象者の心に響くゴールの見えるタイトルをつける、担当者の熱意と努力が重要であるとの話しがあった。また、企画向上のために日頃から行える具体的な方法を学ぶことができ、受講者からは実践的でわかりやすかったとの感想があった。

平成21年度 第2回健康運動指導士・健康運動実践指導者単位認定講習会を開催しました

日 時:平成22年1月22日(金) 午前10時から午後3時まで
会 場:宮崎県総合保健センター 大研修室
対象者:保健所、市町村等の公的機関において、健康づくりのための運動指導に従事している者
参加者:午前の部47名、午後の部43名
講 師:講 義
    「臨床実験データに基づく介護予防のための体力向上トレーニング
        ~筋トレと脳トレが同時にできるシニアエクササイズ~」
              和歌山大学 教育学部 教授 本山貢 先生
    実 技
    「臨床実験データに基づく介護予防のための体力向上トレーニング
        ~筋トレと脳トレが同時にできるシニアエクササイズ~」
              和歌山大学 教育学部 教授 本山貢 先生

内  容:
 講義では、和歌山県でのスローステップ運動の取り組み状況や方法などについて話され、県・市町村との事業の進め方や実際に取り組んだ参加者の運動効果や家でのプログラムなどについてデータを見ながら学んだ。
  受講者からは、「スロートレーニングの必要性について実際の事例やデータに基づいて解説していただき、とてもわかりやすかった」などの意見が多く聞かれた。

 実技では、ステップ台を使って、簡単な体力測定を行い、自分の体力にあった音楽テンポを出した。その後、全員同じテンポに合わせて、筋力トレーニングや、乗り降りしながら歌を歌う脳トレも兼ねた運動について学んだ。受講者からは、「ゆっくりとした動きの難しさと重要性を実感した」、「すぐに実践できる内容で、他の人に広めたい」との感想があった。
     
 本講習会を受講された健康運動指導士と健康運動実践指導者の方は登録更新に必要な単位(講義2.0単位、実技2.0単位)を取得することができました。

平成21年度 健康づくり指導者講習会を開催しました

日   時:平成21年12月15日(火)午後1時20分から午後4時まで
会 場:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
対象者:宮崎県・市町村職員、医療保険者、医療福祉関係者等
参加者:54名
演  題:
  グループワーク
     「やる気を引き出す健康支援の実際」
     講師 株式会社ニュートリート代表取締役 管理栄養士 佐野 喜子 氏
内  容:
 6人ずつのグループワーク形式で、2人ずつのペアになり対象者と支援者で役割を変えながら進めていった。運動の行動変容ステージモデルについてペアでチェックしてもらい理由も一緒に言ってもらった。理由を見てみるとステージごとに特徴があることを説明され、ステージを確認することは、あくまでも相手のがんばっているところを褒める材料であることを話された。
 また、「減量したほうがいいな」と実感してもらう方法として、4㎏の重さを脂肪模型やペットボトルを使用し持ち方を変えてもらうことで、身に付いた重さは感じにくいことを実感してもらう紹介もあった。
 参加者からは、「支援する場面が具体的にイメージできてわかりやすかった」「普段の振り返りとともに、言葉かけのレパートリーを増やすことができた」などの意見があった。

平成21年度 宮崎県健診・保健指導実践者育成研修会を開催しました

日 時:平成21年11月13日(金)、11月21日(土)
場 所:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
対象者:市町村職員、医療保険者・医療機関関係者等

内 容:
(1日目)
講 演:健診・保健指導の理念の転換
       宮崎県福祉保健部 国保・援護課 宮田 さとみ
講 演:保健指導(概論)
       宮崎市市民部 国保年金課 健診指導係長 川平 敬子
講 演:メタボリックシンドロームの概念 

     ~健診結果と身体変化・生活習慣の関連から~
                宮崎県健康づくり協会 江藤 胤尚
演 習:保健指導(各論) 
       保健指導の展開~やる気を引き出す保健指導 パート1~
             宮崎県健康づくり協会 川野 希、鬼塚 美帆

(2日目)
講演・演習:行動変容に関する理論
        ~やる気を引き出す保健指導 パート2~
           あだち健康行動学研究所 所長 足達 淑子
パネルディスカッション:

      生活習慣病予防に関する保健指導 ~特定保健指導2年目を迎えて~
        コーディネーター あだち健康行動学研究所 所長 足達 淑子
  ・市町村の立場から
      宮崎市市民部 国保年金課 健診指導係 有田 洋子
      清武町 ほけん課 保健予防係 木村 ひろみ
  ・職域の立場から
      旭化成 健康管理センター 米満 昌子
  ・健診機関の立場から
      医療法人 同心会 古賀健診センター 平川 真紀

講 演:保健指導の評価
      あだち健康行動学研究所 所長 足達 淑子


 研修会は、厚生労働省により定められた健診・保健指導の研修ガイドライン(確定版)に沿って2日間に渡り実施し、全ての講義を受講した者には修了証を発行した。

 修了証の発行数は、43名であった。その内訳は県・市町村職員18名、医療保険者3名、医療機関の関係職員22名であった。職種別では、保健師23名、管理栄養士8名、看護師10名、その他2名であった。

 1日目は、前半に健診・保健指導の理念の転換、特定保健指導の概論、メタボリックシンドロームの概念についての講義を実施した。後半は保健指導の展開と題して保健指導のすすめ方の演習をおこなった。県内の特定健診・特定保健指導に従事する者5名(国立保健医療科学院での研修プログラムを終了したものを含む)が講師を担当し、標準的な健診・保健指導プログラム(確定版)にそって話を進めていった。

 2日目は、あだち健康行動学研究所の足達淑子先生をお招きして研修会を開催した。午前中の講義・演習では、行動療法の視点からの生活改善や肥満治療の説明が行われた。また、DVDを見ながら保健指導の事例紹介があり、参加者からは「保健指導の良い例と悪い例の提示があったので分かりやすかった」「日頃の保健指導の振り返りができた」などの感想が聞かれた。
 午後には、パネルディスカッションをおこなった。パネルディスカッションでは、4人のパネリストから「平成20年度特定保健指導の報告と21年度への課題」を挙げていただき足達先生を中心にディスカッションをすすめていった。参加者からは「どこも同じような悩みを抱えていることが分かった」といった安堵の声から、「さまざまな立場での保健指導のやり方(工夫)を知ることができた」「保健指導のツールにもいろいろあることが分かった」「自分の保健指導のやり方を考えるいい機会になった」といった声も聞かれ、保健指導をすすめていく上で参考となる内容であったと考えられる。また、プログラム最後の保健指導の評価に関する講義では、足達先生がお持ちのデータやパネリストの事例を基に評価の進め方の説明が行われた。実際の生データを使用しての説明であり分かりやすい内容であった。

 参加者の3分の2は、実際に特定保健指導に従事している方々であった。講義終了後には、参加者から講師やパネリストへの個人的な質問等もあり参加者の興味深さが伺える研修であった。

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