日 時:平成21年11月13日(金)、11月21日(土)
場 所:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
対象者:市町村職員、医療保険者・医療機関関係者等
内 容:
(1日目)
講 演:健診・保健指導の理念の転換
宮崎県福祉保健部 国保・援護課 宮田 さとみ
講 演:保健指導(概論)
宮崎市市民部 国保年金課 健診指導係長 川平 敬子
講 演:メタボリックシンドロームの概念
~健診結果と身体変化・生活習慣の関連から~
宮崎県健康づくり協会 江藤 胤尚
演 習:保健指導(各論)
保健指導の展開~やる気を引き出す保健指導 パート1~
宮崎県健康づくり協会 川野 希、鬼塚 美帆
(2日目)
講演・演習:行動変容に関する理論
~やる気を引き出す保健指導 パート2~
あだち健康行動学研究所 所長 足達 淑子
パネルディスカッション:
生活習慣病予防に関する保健指導 ~特定保健指導2年目を迎えて~
コーディネーター あだち健康行動学研究所 所長 足達 淑子
・市町村の立場から
宮崎市市民部 国保年金課 健診指導係 有田 洋子
清武町 ほけん課 保健予防係 木村 ひろみ
・職域の立場から
旭化成 健康管理センター 米満 昌子
・健診機関の立場から
医療法人 同心会 古賀健診センター 平川 真紀
講 演:保健指導の評価
あだち健康行動学研究所 所長 足達 淑子
研修会は、厚生労働省により定められた健診・保健指導の研修ガイドライン(確定版)に沿って2日間に渡り実施し、全ての講義を受講した者には修了証を発行した。
修了証の発行数は、43名であった。その内訳は県・市町村職員18名、医療保険者3名、医療機関の関係職員22名であった。職種別では、保健師23名、管理栄養士8名、看護師10名、その他2名であった。
1日目は、前半に健診・保健指導の理念の転換、特定保健指導の概論、メタボリックシンドロームの概念についての講義を実施した。後半は保健指導の展開と題して保健指導のすすめ方の演習をおこなった。県内の特定健診・特定保健指導に従事する者5名(国立保健医療科学院での研修プログラムを終了したものを含む)が講師を担当し、標準的な健診・保健指導プログラム(確定版)にそって話を進めていった。
2日目は、あだち健康行動学研究所の足達淑子先生をお招きして研修会を開催した。午前中の講義・演習では、行動療法の視点からの生活改善や肥満治療の説明が行われた。また、DVDを見ながら保健指導の事例紹介があり、参加者からは「保健指導の良い例と悪い例の提示があったので分かりやすかった」「日頃の保健指導の振り返りができた」などの感想が聞かれた。
午後には、パネルディスカッションをおこなった。パネルディスカッションでは、4人のパネリストから「平成20年度特定保健指導の報告と21年度への課題」を挙げていただき足達先生を中心にディスカッションをすすめていった。参加者からは「どこも同じような悩みを抱えていることが分かった」といった安堵の声から、「さまざまな立場での保健指導のやり方(工夫)を知ることができた」「保健指導のツールにもいろいろあることが分かった」「自分の保健指導のやり方を考えるいい機会になった」といった声も聞かれ、保健指導をすすめていく上で参考となる内容であったと考えられる。また、プログラム最後の保健指導の評価に関する講義では、足達先生がお持ちのデータやパネリストの事例を基に評価の進め方の説明が行われた。実際の生データを使用しての説明であり分かりやすい内容であった。
参加者の3分の2は、実際に特定保健指導に従事している方々であった。講義終了後には、参加者から講師やパネリストへの個人的な質問等もあり参加者の興味深さが伺える研修であった。