平成30年度 

   平成29年度         平成28年度      平成27年度  

   平成26年度      平成25年度      平成24年度   

   平成23年度      平成22年度      平成21年度  

平成30年度

【宮崎県保健指導実施者初任者研修会】
場所・日時:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
       平成30年7月5日(木)、7月6日(金)
事業主体:宮崎県 宮崎県保険者協議会
実施主体:公益財団法人 宮崎県健康づくり協会
対象者:
 ①市町村や医療機関等で特定健診・特定保健指導に従事し、保健指導経験年数1~2年目の
  保健師、管理栄養士、看護師等
 ②2日間とも受講可能な者
参加者:1日目 57名
     2日目 60名

内 容
【1日目】
 講義①  特定健診・特定保健指導について(概論・動向)
         宮崎県福祉保健部 国民健康保険課 保健師 有村 めぐみ
 講義②  メタボリックシンドロームに関する知識と特定保健指導の流れ
       ~効果的な保健指導のために~
         宮崎県健康づくり協会 健康推進課 課長 岩﨑 恵子
 講義③  食生活支援に関する保健指導について
         宮崎県健康づくり協会 健康推進課 管理栄養士 榎本 彩乃
 講義④  特定保健指導における運動支援について
         宮崎県健康づくり協会 健康推進課 健康運動指導士 田口 和歌子

【2日目】
 講義⑤  喫煙とアルコールに関する保健指導の実際
         宮崎県健康づくり協会 健康推進課 課長 岩﨑 恵子
 演習①  初回面接演習
         宮崎県健康づくり協会 健康推進課 課長 岩﨑 恵子
 演習②  行動変容を引き出す保健指導の実際~食生活改善を促す情報提供のコツ~
         神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科
         神奈川県立保健福祉大学院 保健福祉学研究科
                     栄養領域 教授 佐野 喜子

 県の委託事業「健診・保健指導従事者研修事業」として、市町村、その他の医療保険者及び医療機関等の保健師、管理栄養士、看護師等を対象に標記研修会を実施した。平成22年度より宮崎県保険者協議会と共同で開催しており(旧事業名:宮崎県健診・保健指導体制整備支援事業)、平成30年度も同様の事業主体、実施主体により実施した。

 本研修会は、厚生労働省により改訂された健診・保健指導の研修ガイドライン(平成30年4月版)に沿って実施し、全ての講義を受講した者に修了証を発行した。
 受講者数は、62名で、その内訳は市町村職員35名、県関連職員10名、その他事業所や医療・健診機関等の関係職員17名であった。職種別では、保健師35名、管理栄養士13名、看護師・准看護師10名、栄養士2名、医師1名、事務職1名であった。修了証は55名に発行した。

 プログラムの内容と講師については上記のとおりである。県内の保健師、管理栄養士、健康運動指導士と県外の講師(管理栄養士)の計5名が講義・演習を担当した。
1日目は、特定健診・保健指導の保健事業と第3期の変更点、宮崎県や全国の動向、メタボリックシンドロームの基礎知識、特定保健指導の流れと技術、保健指導における食生活、身体活動の具体的な支援方法等の講義が行われた。
 2日目は、保健指導における喫煙、アルコールの支援方法の講義が行われ、初回面接演習と食生活に関する支援の演習では、受講者同士で事例を用いたアセスメントやロールプレイ等も行われた。
 研修会後の感想では、「言葉にして褒めることを大切にしたい」「具体的な話が聞けたので、実践に活かしたい」といった声が聞かれた。


平成29年度

【宮崎県特定健診・特定保健指導に関する実践者育成研修会】            

場所・日時:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
       平成29年6月19日(月)、6月20日(火)  
事業主体:宮崎県 宮崎県保険者協議会    
実施主体:公益財団法人 宮崎県健康づくり協会          
対 象 者 :市町村や医療機関等で特定健診・特定保健指導に従事し、実践者育成研修会に
      参加したことがない者                     
参 加 者 :1日目 67名
      2日目 63名
内   容
【1日目】
 講義Ⅰ 特定健診・特定保健指導を巡る最近の動き
       宮崎県福祉保健部 国民健康保険課 保健師 有村 めぐみ
 講義Ⅱ 特定健診・特定保健指導(概論)
       宮崎県健康づくり協会 健康推進課 保健師 馬場 美穂
 講義Ⅲ フローチャート様式6-10及び全国からみた宮崎県の実態について
       宮崎県国民健康保険団体連合会 介護・健康推進課
                           係長 奥野 恵理子
 講義Ⅳ 保健指導のプロセスと必要な保健指導技術~効果的な保健指導のために~
       宮崎県健康づくり協会 健康推進課 主幹 岩﨑 恵子
 講義Ⅴ おいしいものは、脂肪と糖と塩でできている(涙)
       宮崎県健康づくり協会 健康推進部 次長 谷口 尚大郎

【2日目】
 事例発表(1) 協会けんぽの保健事業~データヘルス計画と特定健診・特定保健指導~
          全国健康保険協会宮崎支部 企画総務部
                   保健グループ 保健グループ長 加藤 栄子
 事例発表(2) 美郷町の特定健診・特定保健指導の取り組み
          美郷町役場 健康福祉課 主幹 沖田 世理子
 講義Ⅵ(1)  食生活支援に関する保健指導について
          宮崎県健康づくり協会 健康推進課 管理栄養士 福島 彩乃
 講義Ⅵ(2)  特定保健指導における運動支援のポイント
          宮崎県健康づくり協会 健康推進課 健康運動指導士 田口 和歌子
 講義Ⅶ     メタボリックシンドロームと歯科疾患について
          宮崎県歯科医師会 理事 佐野 裕一
 講義Ⅷ     慢性腎臓病(CKD)と糖尿病・メタボリックシンドローム
         宮崎大学医学部医学科 血液・血管先端医療学講座 教授 藤元 昭一
 
 県の委託事業「宮崎県健診・保健指導体制整備支援事業」として、市町村、その他の医療保険者及び医療機関等の保健師、管理栄養士、看護師、事務職等を対象に標記研修会を実施した。平成22年度より、宮崎県保険者協議会と共同で開催し、平成29年度も同様の事業主体・実施主体で実施した。

 本研修会は、厚生労働省により定められた健診・保健指導の研修ガイドライン(改訂版)に沿って実施するものであり、全ての講義を受講した者には修了証を発行した。
修了証の発行数は57名で、その内訳は市町村職員44名、その他の医療保険者16名、県職員6名、医療機関等の関係職員5名であった。職種別では、保健師44名、管理栄養士・栄養士15名、看護師7名、事務職3名であった。

 プログラムの内容と講師については上記のとおりである。県内の医師2名、歯科医師1名、特定健診・特定保健指導に従事する者8名が講師を担当した。
1日目は、宮崎県の現状や特定健診・保健指導の制度や実施に必要な技術、第3期の変更点、生活習慣病と生活習慣との関連・指導等についての講義が行われた。
 2日目は、特定健診・保健指導の取り組みや現状についての事例発表、食生活・運動の具体的な指導方法についての講義、歯科疾患とメタボリックシンドロームの関係、CKDとメタボリックシンドロームについての各専門医の講義が行われた。
 研修会後のアンケートでは、「一度の研修で様々な観点から学ぶことができた」「初めて従事するため、基礎から学べてよかった」といった声が聞かれた一方で、「実践に基づいた内容をお願いしたい」「講義が駆け足になりもったいない」などの声が聞かれた。


【宮崎県特定健診・特定保健指導に関する従事者研修会(実践編)】

日 時:平成30年1月22日(月) 午後1時30分から午後3時30分まで
会 場:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
対象者:宮崎県内の市町村や医療機関等において特定健診・特定保健指導に従事する者
参加者:99名
講 義:「対象者の健康行動を促す9原則~チラシやポスター作成に今日から使える~」
講 師:東京大学大学院医学系研究科 医療コミュニケーション学分野 

                          特任助教 奥原 剛 氏
内 容:
 県の委託事業「宮崎県健診・保健指導体制整備支援事業」として、市町村、医療保険者及び医療機関の保健師、管理栄養士、看護師等を対象に標記研修会を実施した。参加者は99名で、内訳は行政関係者49名、医療機関等50名だった。
 今回の研修会は、前半に講義、後半にグループワークという構成で進められた。
参加者には、事前に講師指定の資料を送付し、各所属で作成したチラシやポスターを持参するよう依頼した。
 講義は、「特定健診・特定保健指導など健康行動の啓発チラシやポスターを効果的にするスキル」を、講師が明らかにした「分かりやすさと説得力を高める9原則“オ・ク・ス・リ・シ・メ・ジ・シ・チュー”」について、チラシの改善例や映像を交えながら解説された。9原則の中でも、特に「ジ:情報量を絞る」こと、「チュー:中学生にも分かるように伝える」ことが大切とし、著作権の問題については、そのままをコピーするのではなく、既存の作品に学びつつアイデアを借りてさらに良い作品へ変換する重要性が示された。
 グループワークは、1グループ5~6名の計16グループで行われた。グループワークの内容は、各参加者が持ち寄ったチラシから1種類を選択し、9原則に沿って採点し、改善案を作成するものだった。その後、参加者が各グループの改善案を見て回り、アイデアを共有した。
 参加者からは、「つい情報量が多くなるので、勉強になった」「他のグループのたくさんのアイデアを見ることができて良かった」等の声が多く聞かれた。

平成28年度

【宮崎県特定健診・特定保健指導に関する実践者育成研修会】

場所・日時:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
       平成28年6月23日(木)、6月28日(火)
事 業 主 体:宮崎県 宮崎県保険者協議会
実 施 主 体:公益財団法人 宮崎県健康づくり協会
対 象 者:市町村や医療機関等で特定健診・特定保健指導に従事し、実践者育成研修会

       に参加したことがない者
参 加 者:1日目 60名
       2日目 63名
内   容
【1日目】
 講義Ⅰ 特定健診・特定保健指導を巡る最近の動き
         宮崎県福祉保健部 国民健康保険課 保健師 有村 めぐみ
 講義Ⅱ 特定健診・特定保健指導(概論)
           日向保健所 健康づくり課 管理栄養士 甲斐 栄里佳
 講義Ⅲ 特定保健指導の流れと効果的な指導について
          宮崎県健康づくり協会 健康推進課 保健師 馬場 美穂
 講義Ⅳ フローチャート様式6-10及び諸情勢について
      宮崎県国民健康保険団体連合会 健康推進課 係長 米澤 真理子
 講義Ⅴ おいしいものは、脂肪と糖と塩でできている(涙)
          宮崎県健康づくり協会 健康推進部 次長 谷口 尚大郎

【2日目】
 講義Ⅵ 慢性腎臓病(CKD)とメタボリックシンドローム
      宮崎大学医学部医学科 血液・血管先端医療学講座 教授 藤元 昭一
 講義Ⅶ 口の健康とメタボリックシンドローム
                       くつかけ歯科 院長 錦井 英資
 講義Ⅷ 食生活支援に関する保健指導について
          宮崎県健康づくり協会 健康推進課 管理栄養士 福島 彩乃
     運動の動機づけを考える
       宮崎県健康づくり協会 健康推進課 健康運動指導士 田口 和歌子
事例発表 協会けんぽの保健事業~データヘルス計画と特定健診・特定保健指導~
          全国健康保険協会宮崎支部 企画総務部
                  保健グループ 保健グループ長 加藤 栄子
     小林市特定健診・特定保健指導の取り組みについて
           小林市 ほけん課  主事  丸菅 健嗣
                      健康推進課 保健師 川原 真砂子
  
 県の委託事業「宮崎県健診・保健指導体制整備支援事業」として、市町村、その他の医療保険者及び医療機関等の保健師、管理栄養士、看護師、事務職等を対象に標記研修会を実施した。平成22年度より、宮崎県保険者協議会と共同で開催し、平成28年度も同様の事業主体・実施主体で実施した。

 本研修会は、厚生労働省により定められた健診・保健指導の研修ガイドライン(改訂版)に沿って実施するものであり、全ての講義を受講した者には修了証を発行した。
 修了証の発行数は54名で、その内訳は市町村職員38名、その他の医療保険者12名、県職員2名、医療機関等の関係職員2名であった。職種別では、保健師32名、管理栄養士9名、看護師8名、事務職4名、栄養士1名であった。

 プログラムの内容と講師については上記のとおりである。県内の医師2名、歯科医師1名、特定健診・特定保健指導に従事する者9名が講師を担当した。
 1日目は、特定健診・保健指導の最近の動向、健診・保健指導(概論)、特定保健指導の流れと効果的な指導、標準的な健診・保健指導プログラム(改訂版)のフローチャート様式6-10に沿った県内の現状と分析等について進められ、その後、当協会の医師より、人類の体質と高血糖・高血圧・脂質異常等の生活習慣病が発生するメカニズムについて講義が行われた。
 2日目の午前は、宮崎大学医学部の藤元昭一医師による講義「慢性腎臓病(CKD)とメタボリックシンドローム」において、生活習慣病と腎臓病の関係やメカニズム、予防の重要性が示され、くつかけ歯科の錦井英資歯科医師による講義「口の健康とメタボリックシンドローム」において宮崎県の歯科保健の現状、口腔と脳、食生活、肥満や糖尿病など生活習慣との関連等について示された。午後は、食生活、運動の保健指導を実施する際のポイントや考え方が示され、その後、全国健康保険協会宮崎支部と小林市による事例発表が行われ、特定健診・特定保健指導の現状や取り組みについて紹介された。
 研修会後のアンケートでは、「今年度より担当になり、分からない事が多かったが少しずつ分かってきた」「これまで何気なく実施していたが、基本的なことを学べ、何を根拠に実施しているかが分かった」といった声が聞かれた一方で、「指導方法についてもっと具体的に聞きたかった」「指導の事例があるとよかった」などの声も聞かれた。

【宮崎県特定健診・特定保健指導に関する従事者研修会(実践編)】

日 時:平成29年1月26日(木) 午後1時30分から午後4時30分まで
会 場:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
対象者:市町村や医療機関等において特定健診・特定保健指導に従事する者
参加者:93名
講 義:
    「栄養と食行動と健康のつながり~対象者が自分に合った
                   食行動を正しく選択できるための支援~」
     東京大学大学院医学系研究科 社会予防疫学分野 教授 佐々木 敏 氏

内 容:
 県の委託事業「宮崎県健診・保健指導体制整備支援事業」として、市町村、医療保険者及び医療機関の保健師、管理栄養士、看護師等を対象に標記研修会を実施した。出席者は延べ93名で、内訳は行政関係者67名、医療機関等26名だった。
 今回の講義は、「栄養と食行動と健康のつながり~対象者が自分に合った食行動を正しく選択できるための支援~」と題し、はじめに「専門職業務に耐える測定ツール」と「対象者が食いつく魅力ある支援」が必要とし、以下の6つの点について話が進められた。

1.正しい栄養知識を持っているか         
2.食事指導が嫌われる、または続かない理由は何か 
3.臨床検査値からの食事指導が無理なのはなぜか  
4.栄養データを読めるか
5.人は自分(個人情報)に興味がある
6.個人だけでなく集団も原因を知ること

 講義では、個人を診て個々にあった「私だけの」支援を行う必要性が示され、臨床検査値だけでの食事指導は精度・効率が悪く、対象者の食アセスメント(食品・食行動・栄養素摂取量)が必須であり、管理栄養士・栄養士には正しく栄養データを読むことが求められるとした。食事指導では、食品を透かして栄養素を診て判断することが必要であり、対象者には食事で指導を行い、栄養素で評価すること、指導の優先順位をつけることが必要であるとした。また、エネルギー管理には身体状況調査(体重・BMI、食事調査で得られたエネルギー摂取量は過少申告である)、栄養素管理には食事調査で得られた摂取量を用いるとし、体重減量では不必要なエネルギー源やカットできる食品を探すという指導が適切であると示された。また、日間変動(無視できないレベルの揺れ)について、「ある日」の食事を調べても生活習慣指導には結びつかず、把握すべきは「習慣的な摂取量」であるとした。
 栄養素を診るツールとして、「日本人の食事摂取基準」が基盤であるとし、BDHQ(簡易型自記式食事歴法質問票)の紹介があった。BDHQは集団で優先すべき食改善の課題把握になり、各食事アセスメントの長短と評価方法について十分に知っておくこと、目的に合わせて使い分けることが重要であるとした(BDHQの実施自治体:会津若松市、大分県、沖縄県)。また、人は自分に興味があることから個人結果の提示は対象者に届き、人は他人や自分の位置が気になることから集団平均結果を比較対象物に使用し、「日本人の食事摂取基準」で基準値内に位置すれば称賛する、といった使用方法が示された。最後に県民健康・栄養調査の集計・解析は県・市町村の政策に資するものであるべきだが、「なぜその疾患が多いのか」原因が調べられていないと指摘し、その必要性を訴えた。

 参加者からは、「データを読み取る力が必要だと学びました」「対象者のことをもっと知ろう、勉強しようと感じました」等の声が多く聞かれた。

平成27年度

【宮崎県特定健診・特定保健指導に関する実践者育成研修会】

場所・日時:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
       平成27年6月29日(月)、6月30日(火)
事 業 主 体:宮崎県 宮崎県保険者協議会
実 施 主 体:公益財団法人 宮崎県健康づくり協会
対 象 者:市町村や医療機関等で特定健診・特定保健指導に従事し、実践者育成研修会

       に参加したことがない者
参 加 者:1日目 46名
       2日目 46名
内   容:
【1日目】
 講義Ⅰ  特定健診・特定保健指導の理念の転換
         宮崎県福祉保健部 国保・援護課 主事 江藤 創志
 講義Ⅱ  特定健診・特定保健指導(概論)
         宮崎県健康づくり協会 健康推進課 健康支援係 係長 岩﨑 恵子
 講義Ⅲ  特定保健指導の流れと効果的な指導について
         宮崎県健康づくり協会 健康推進課 健康支援係 

                          管理栄養士 福島 彩乃
 講義Ⅳ  おいしいものは、脂肪と糖と塩でできている
         宮崎県健康づくり協会 健康推進部 次長 谷口 尚大郎

【2日目】
 事例発表 協会けんぽの保健事業 特定健診・特定保健指導・データヘルス計画
         全国健康保険協会宮崎支部 企画総務部
               保健グループ 保健グループ長 加藤 栄子
 都農町の特定健診・特定保健指導への取り組み
         都農町 健康管理センター 健康推進係 保健師 清水 希美
 講義Ⅴ  フローチャート様式6-10について
         宮崎県国保連合会 健康推進・求償課 係長 田村 里美
 講義Ⅵ  慢性腎臓病(CKD)とメタボリックシンドローム
       ~特定健診・保健指導における腎疾患の理解~
         宮崎大学医学部医学科 血液・血管先端医療学講座 教授 藤元 昭一

 

 県の委託事業「宮崎県健診・保健指導体制整備支援事業」として、市町村、その他の医療保険者及び医療機関等の保健師、管理栄養士、看護師、事務職等を対象に標記研修会を実施した。平成22年度より、宮崎県保険者協議会と共同で開催し、平成27年度も同様の事業主体・実施主体で実施した。
 本研修会は、厚生労働省により定められた健診・保健指導の研修ガイドライン(改訂版)に沿って実施するものであり、全ての講義を受講した者には修了証を発行した。
修了証の発行数は35名で、その内訳は市町村職員25名、その他の医療保険者5名、医療機関等の関係職員5名であった。職種別では、保健師21名、管理栄養士6名、看護師4名、事務職4名であった。
 プログラムの内容と講師については上記のとおりである。県内の2名の医師と特定健診・特定保健指導に従事する者6名(当協会職員2名含む)が講師を担当した。

1日目の午前と午後の前半は、健診・保健指導の理念の転換、健診・保健指導(概論)、特定保健指導の流れと効果的な指導について講義を実施し、標準的な健診・保健指導プログラム(改訂版)に沿って話が進められた。
 

 午後の後半は、「おいしいものは、脂肪と糖と塩でできている」と題し、谷口医師の講義が行われた。講義では、人間の生活習慣病になり易い身体の仕組みから生活習慣病が発生するメカニズム、生活習慣病への対策方法など幅広く話があった。

 

 2日目の午前は、協会けんぽの健診・保健指導の現状と他保険者との連携、CKD対策、運動を柱としたポピュレーションアプローチ、データヘルス計画の取り組み等について、都農町の特定健診・特定保健指導の受診率アップのための取り組みについて、現場に携わっている担当者から、様々な立場での成果や問題点の提示があった。
 午後の前半は、国保連合会の担当者によるKDB(国保データベース)システムの活用を中心に標準 的な健診・保健指導プログラム(改訂版)に沿って講義があり、各市町村のKDBデータの見方についてグループワークが行われた。午後の後半は、宮崎大学医学部医学科の藤元昭一医師に「慢性腎臓病(CKD)とメタボリックシンドローム~特定健診・保健指導における腎疾患の理解~」と題し、講義が行われた。講義では、尿検査の重要性、腎機能低下と心・血管病の関連、メタボリックシンドロームとCKDの関連等についての話があり、治療中の疾患があったとしても万遍なく診る特定健診が必要であることや、特定健診を受け、早期治療・対策を行うことで、血管を守り、それが心臓・脳・腎臓を守ることに繋がると締めくくられた。

 

 研修会後のアンケートでは、「今回の研修で基礎から学ぶことができ、今後の活動に自信を持つことができた」「講義を聴くことができ、住民の方にもお話できる根拠等が分かった」「グループ学習では印象の残りが異なり、実践で活かすことができる」といった声があった反面、「具体的な指導方法を、実際に例を出して見てみたかった」「どのような保健指導ができるのかグループで話し合いする時間がもっとあればよかった」などの感想が聞かれた。

【宮崎県特定健診・特定保健指導に関する従事者研修会(実践編)】

日 時:平成27年1月21日(木)午後1時から午後4時まで
会 場:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
対象者:市町村や医療機関等において特定健診・特定保健指導に従事する者
参加者:96名
    「脂質異常症の診断と治療~動脈硬化を防ぐための栄養指導の実践~」
        神戸学院大学 栄養学部栄養学科 教授 藤岡 由夫 氏
内 容:
 県の委託授業「宮崎県健診・保健指導体制整備支援事業」として、市町村、医療保険者及び医療機関の保健師、管理栄養士、看護師等を対象に標記研修会を実施した。出席者は延べ96名で、内訳は行政関係者73名、医療機関等23名だった。


 講演では、はじめに「動脈硬化性疾患と危険因子の考え方」として、動脈硬化性疾患ごとの危険因子を提示、特に検査値を読み取る際注意すべきポイントや男女差等について示された。
 また、「リポ蛋白の代謝と高脂血症(脂質異常症)の理解」として、リポ蛋白の構造をドッジボールの球(球の中身は油の塊、表面のデコボコはたんぱく質)に見立て、食事中の脂肪が小腸で取り込まれ末梢組織まで向かう様子を大変分かりやすく解説された。その中でも特に重要なのが分解酵素であるリポ蛋白リパーゼで、活性が悪い(特にメタボ、糖尿病の際活性が下がる)と中性脂肪の上昇、HDLコレステロールの(材料が出来なくなる為)低下に繋がると話された。脂質異常症の要因は下記の4つが挙げられた。
 ① エネルギーの摂取過多      ②肝臓の合成量が多い
 ③ リポ蛋白リパーゼの働きが悪い  ④LDL受容体が少ない
 また検査値の見方として、総コレステロールでは若い方は平均170~180㎎/dl、LDLコレステロールは女性で平均110~120㎎/dl(若い女性であれば100㎎/dl)、中性脂肪50~120㎎/dlを越えている方、HDLコレステロールは男性の平均55㎎/dl・女性60~70㎎/dlを下回っている方は正常値であっても何らかの指導が必要なのではと考えて欲しいと訴えた。
 最後に、「診断と治療(薬物と食事)」としてLDLコレステロールを低下させる効果的な薬としてスタチン等があること、食事については食品の中の脂肪酸の種類や、その中でも特に飽和脂肪酸がLDLコレステロールを上昇させる要因であることを示された。また、講演の中では事前に参加者に提出した質問について回答され、日頃の疑問を解決する場ともなった。
 
 参加者からは、「脂質の代謝について分かりやすく説明していただき、メカニズムを理解することができた。具体的な保健指導を教えていただきとても参考となった」「質問などで分からなかったことが理解でき、ためになった」「疾患ごとに危険因子の優先が変わるため、そこの支援が必要と分かった」等多くの声が聞かれた。

平成26年度

【宮崎県特定健診・特定保健指導に関する実践者育成研修会】

場所・日時:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
       平成26年6月16日(月)・6月17日(火)
事 業 主 体:宮崎県 宮崎県保険者協議会
実 施 主 体:公益財団法人 宮崎県健康づくり協会
対 象 者:市町村や医療機関等で特定健診・特定保健指導に従事し、実践者育成研修会

       に参加したことがない者
参 加 者:1日目 60名
       2日目 62名
内   容:

【1日目】

講義I:特定健診・特定保健指導の理念の転換
    宮崎県福祉保健部 国保・援護課 主事 江藤 創志

講義II:特定健診・特定保健指導(概論)

    高千穂保健所 健康づくり課 管理栄養士 黒木 裕子

講義III:特定健診・特定保健指導の流れについて

    宮崎県健康づくり協会 健康推進課 管理栄養士 福島 彩乃

講義IV:おいしいものは、脂肪と糖と塩でできている

    宮崎県健康づくり協会 医師 谷口 尚大郎

【2日目】

事例発表:協会けんぽの特定健診・特定保健指導への取り組み

      全国健康保険協会宮崎支部
      企画総務部 保健グループ 保健グループ長 加藤 栄子
     綾町の特定健診・特定保健指導への取り組み
      綾町 福祉保健課 健康センター所長 村岡 郁美

講義V:フローチャート様式6-10について ~データ活用~
     宮崎県国保連合会 事業課 主査 奥野 恵理子
    グループ討議:研修会を通して考える特定健診・特定保健指導について

講義VI:CKD概論 ~メタボリック症候群を含めて
    宮崎大学医学部附属病院 血液浄化療法部 准教授 佐藤 祐二


県の委託事業「宮崎県健診・保健指導体制整備支援事業」として、市町村、医療保険者及び医療機関の保健師、管理栄養士、看護師等を対象に標記研修会を実施した。
平成22年度より、宮崎県保険者協議会と共同で開催し、平成26年度も事業主体が宮崎県と宮崎県保険者協議会で、健康づくり協会が実施主体となり実施した。
本研修会は、厚生労働省により定められた健診・保健指導の研修ガイドライン(改訂版)に沿って実施するものであり、全ての講義を受講した者には修了証を発行した。

修了証の発行数は43名で、その内訳は県・市町村職員35名、医療保険者1名、医療機関の関係職員7名であった。職種別では、保健師26名、管理栄養士11名、看護師2名、その他4名であった。
プログラムの内容と講師については別紙の実施要領のとおりである。県内の2名の医師と特定健診・特定保健指導に従事する者6名(当協会職員1名含む)が講師を担当した。

1日目は、前半に健診・保健指導の理念の転換、健診・保健指導(概論)の講義を実施し、標準的な健診・保健指導プログラム(改訂版)にそって話が進められた。
後半は「おいしいものは、脂肪と糖と塩でできている」と題し谷口医師からの講義が行われた。講義では、生活習慣病が発生するメカニズムから予防法、生活指導の必要性など幅広く話をしていただいた。

2日目の午前中は、協会けんぽの健診・保健指導の現状と受診率アップへの取り組みについて、綾町のCKD発展予防のための保健指導教材を使用した健診結果説明の取り組みについて現場に携わっている担当者に講義をしていただき、さまざまな立場での成果や問題点を提示していただいた。
午後からは、宮崎大学医学部附属病院の佐藤祐二医師に「CKD概論~メタボリック症候群を含めて~」と題し講義をしていただいた。講義では、メタボリック症候群を背景とした腎機能低下が増えてきていること、宮崎県のCKDの現状、CKDが生活習慣と深く係わり生活習慣の変更により改善が可能であることなどについて話していただいた。

研修後のアンケートでは、「疾病の傾向や今後の動向はめまぐるしく変わっていくので、特定健診・特定保健指導の在り方についての研修は必要だと思った」「特定健診受診率アップの良い事例や取り組みを聞くことでモチベーションが上がった」「宮崎県の現状を把握し、課題の再確認をすることが出来た」といった声の反面、「もう少し実践的な内容が聞きたかった」などの感想が聞かれた。

【宮崎県特定健診・特定保健指導に関する従事者研修会(実践編)】

場所・日時:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
       平成27年2月9日(月) 午前9時50分から午後2時45分まで
対 象 者:市町村や医療機関等において特定健診・特定保健指導に従事する者
参 加 者:98名
プログラム:9:20 ~  9:50  受付
       9:50 ~ 10:00  開会
               10:00 ~ 12:00  講義

       「生活習慣病の保健指導計画立案に生かす病態生理
                       ―高血圧をモデルとしてー」   
         講師:鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 
              心臓血管・高血圧内科学 教授 大石 充 氏


        12:00 ~ 13:00 昼食・休憩


                  13:00 ~ 14:30  講義 

       「和食文化継承と健康づくり-減塩食の取り組み-」
         講師:公立大学法人 福岡女子大学 国際文理学部 食・健康学科
            大学院人間環境学研究科 教授 早渕 仁美 氏


       14:30 ~ 14:45  質疑応答
           14:45      閉会

 

 県の委託事業「宮崎県健診・保健指導体制整備支援事業」として、市町村、医療保険者及び医療機関の保健師、管理栄養士、看護師等を対象に標記研修会を実施した。出席者は延べ114名で、内訳は行政関係者82名、医療機関等32名だった。

 

 午前の講師は、鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 心臓血管・高血圧内科学 教授 大石 充 氏にご講義いただいた。
 始めに、高血圧の患者数と脳梗塞死亡者数などの病態に関する統計と牛肉摂取量や塩分摂取量といった食習慣に関する統計など、さまざまな都道府県別統計を示し、生活習慣指導を行う際は住民の地域色を考慮する必要があると話された。
 次に、高血圧が起きるメカニズム、対象別の降圧目標について話された。また、降圧=減塩という印象が強いが、体液貯留か血管硬化で対処が異なり、体液貯留の場合は減塩と降圧利尿薬(臨床的サインは夜間高血圧、早朝高血圧)、血管硬化の場合は運動等のリラックスとカルシウム拮抗剤(臨床的サインは血圧変動が大きい)が効果的であると話された。
 最後に、生活習慣病の原因は一律では無いため、対象者のQOLを奪わないような指導を行うことが大切で、その為に指導者は対象者が選択出来るような改善策をいくつも提示していく必要があると話された。
 
 午後の講義は、公立大学法人 福岡女子大学 国際文理学部 食・健康学科 大学院人間環境学研究科 教授 早渕 仁美 氏にご講義いただいた。
 始めに、エネルギーと食品郡別構成比の変化を1960、1980、2000年とみていくと、エネルギー摂取量は2,000kcal前後でほとんど一定であるにも関わらず、炭水化物由来のエネルギーが減り、脂質由来のエネルギーが増えており、それに伴いエネルギー・栄養素摂取の過剰や不足・偏りによる食生活・健康上の課題が増加していると話された。
 次に、個人が適正な量と質を知り、保つための診断のツールとして「食事バランスガイド」を用い、いくつかの例を上げながら、問題点と改善点について話された。また、減塩のポイントとして素材の持ち味であるだしでうま味、牛乳・チーズ・ヨーグルトでコク、酢・レモン等で酸味、ごま・ナッツ等で香ばしさや触感、ごま油・オリーブ油で油脂風味、しょうが・大葉・にんにく等で香りや風味を上手に利用すると良いことを示され、さらに適度な焦げ風味、切り方、調味の付け方などの工夫もあることを話された。汁物は塩分過剰の原因と言われがちであるが、同じ材料で豚汁と肉野菜炒めを作ると、豚汁の方が脂質・塩分共に少なく、高齢者にとっては汁物がつくことで喉の通りがよくなり食が進むという利点があると話された。
 最後に、食環境整備として塩・醤油・味噌・和洋中だし等の調味料の塩味成分である食塩NaClの一部をKClで代用し、γ-PGA(ポリグルタミン酸:納豆の糸引きの主成分)で塩味を整えた、新規減塩調味料についての紹介があった。また、東京オリンピックに向け食品加工業界でも減塩への取り組みが今後ますます進んでいくと話された。
 
 参加者からは、「非常に分かりやすくメカニズムが手にとるようにイメージできた」「今まで高血圧=減塩だったが、対象者に合った指導が必要だと感じた」「食事バランスガイドの使い方がよく分かった。現場でも生かしてみたい。」等多くの声が聞かれた。

平成25年度

【宮崎県特定健診・特定保健指導に関する実践者育成研修会】

場所・日時:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
       平成25年6月10日(月)、6月11日(火)
事 業 主 体:宮崎県 宮崎県保険者協議会
実 施 主 体:公益財団法人 宮崎県健康づくり協会
対 象 者:市町村職員、医療保険者、医療機関関係者等で過去に実践者育成研修会

       に参加したことの無い者
参 加 者:1日目 70名
       2日目 69名
内   容:

 【1日目】

  講義I  特定健診・特定保健指導の理念の転換
      宮崎県福祉保健部 国保・援護課 鶴田 浩

 

  講義II 特定健診・特定保健指導(概論)(1)
      宮崎県健康づくり協会 健康推進課 管理栄養士 福島 彩乃

 

  講義III 特定健診・特定保健指導(概論)(2)
      宮崎県小林保健所 健康づくり課 管理栄養士 永山 紀子

 

  講義IV 敵を知り、己を知れば、百戦危うからず
      宮崎県健康づくり協会 医師 谷口 尚大郎

 

 【2日目】

 事例発表 協会けんぽの特定健診・特定保健指導
      全国健康保険協会宮崎支部 加藤 栄子
      健診から始まる健康サポート「高血糖改善塾」
      高千穂町 福祉保険課 興梠 里香

 

  講義V 特定健診・特定保健指導の流れについて
      宮崎県健康づくり協会 健康推進課 保健師 鬼塚 美帆

 

  講義VI フローチャート様式6-10について
      宮崎県国保連合会 事業課 主査 奥野 恵理子

 

  講義VII 慢性腎臓病(CKD)とメタボリックシンドローム
      宮崎大学医学部医学科 血液・血管先端医療学講座 教授 藤元 昭一

 

 県の委託授業「宮崎県健診・保健指導体制整備支援事業」として、市町村、医療保険者及び医療機関の保健師、管理栄養士、看護師等を対象に標記研修会を実施した。
平成22年度より、宮崎県保険者協議会と共同で開催し、平成25年度も事業主体が宮崎県と宮崎県保険者協議会で、健康づくり協会が実施主体となり実施した。
 本研修会は、厚生労働省により定められた健診・保健指導の研修ガイドライン(改訂版)に沿って実施するものであり、全ての講義を受講した者には修了証を発行した。
 修了証の発行数は58名で、その内訳は県・市町村職員39名、医療保険者7名、医療機関の関係職員12名であった。職種別では、保健師32名、管理栄養士13名、看護師8名、その他5名であった。
 1日目は、前半に健診・保健指導の理念の転換、健診・保健指導(概論)の講義を実施し、標準的な健診・保健指導プログラム(改訂版)にそって話が進められた。後半は敵を「知り、己を知れば、百戦危うからず」と題し谷口医師からの講義が行われた。講義では、生活習慣病が発生するメカニズムから予防法、生活指導の必要性など幅広く話をしていただいた。

 2日目の午前中は、協会けんぽと高千穂町の健診・保健指導の現状と受診率アップへの取り組みについて現場に携わっている担当者に講義をしていただき、さまざまな立場での成果や問題点を提示していただいた。
 午後からは、宮崎大学医学部附属病院の藤元昭一医師に「慢性腎臓病(CKD)とメタボリックシンドローム」と題し講義をしていただいた。講義では、慢性腎臓病は生活習慣病の1つであり、メタボリックシンドロームとの関連も大きいこと、慢性腎臓病の早期対処は心疾患、脳疾患の減少や医療費削減に大きく関わっていること、CKD診断ガイド2012の内容などについて話していただいた。

 

 研修後のアンケートでは、「新しい知識や技術を習得する機会になる」「特徴ある取り組みを聞くことで保健指導のヒントになった」「新規に担当する者の教育のために必要である」といった声の反面、「もう少し実践的な内容があると分かりやすい」などの感想が聞かれた。

【宮崎県特定健診・特定保健指導に関する従事者研修会(実践編)】

日 時:平成26年1月16日(木)、17日(金)

場 所:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
対象者:市町村や医療機関等において特定健診・特定保健指導に従事する者

参加者:1日目 96名、2日目 85名

内 容:「相手が身体を理解して前向きに取り組める保健指導を考える」

 

平成26年1月16日(木)

  9:30~  9:55  受付

  9:55~10:00  開会行事

  10:00~12:00  講義

  12:00~13:00  昼食・休憩

  13:00~16:00  講義

  16:00       閉会

 

平成26年1月17日(金)

    9:30~ 9:55   受付

  10:00~12:00  講義

  12:00~13:00  昼食・休憩

  13:00~15:00  講義

  15:00       閉会

 

 県の委託授業「宮崎県健診・保健指導体制整備支援事業」として、市町村、医療保険者及び医療機関の保健師、管理栄養士、看護師等を対象に標記研修会を2日間で実施した。出席者は延べ109名で、内訳は保健師61名、看護師14名、管理栄養士23名、栄養士9名、健康運動指導士2名だった。
 講師は、「私の健康記録」の作成に携わり、現在は全国の保健指導に従事する担当者の教育・指導を行っている和漢全人会花月クリニックの保健師寄谷千春氏に依頼した。
 「相手の身体を理解して前向きに取り組める保健指導を考える」をテーマに、事前に市町村より頂いた事例を基に、6名程度のグループで話し合いながら理解を深めた。講義では「私の健康記録」を使い、健康診断結果から対象者の血管の様子をイメージし、対象者を行動変容へ導くアプローチの方法について学んだ。また、インスリンや脂質異常症など代謝のメカニズムについても理解を深めた。
 研修後のアンケートでは約9割が代謝のメカニズムと生活習慣との関連を理解し、生活習慣の改善を対象者自身が選択できる保健指導のスキルについても約9割の方が理解できたと答えた。また、「事例を読み解き、筋道を立てるという技術を学ぶ機会が少ないためとても勉強になった」、「グループで事例検討を行うなかで他自治体等の現状を知ることができ刺激を受けた」「保健指導のスキルアップのために今後も継続して行って欲しい」という回答が多かった。

平成24年度

【宮崎県特定健診・特定保健指導に関する実践者育成研修会】

場所・日時:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
       1日目:平成24年6月7日(木) 午前10時から午後16時

       2日目:平成24年6月18日(月) 午前10時から午後16時
対 象 者:(1)市町村や医療機関等で特定健診・特定保健指導に従事し、

           実践者育成研修会に参加したことがない者
       (2)2日とも受講可能な者。

参 加 者:1日目 57名

       2日目 52名

プログラム:

【1日目】

・特定健診・特定保健指導の理念の転換
  宮崎県福祉保健部 国保・援護課 主査 鶴田 浩
・特定健診・特定保健指導(概論)(1)
  宮崎県高千穂保健所 健康づくり課 保健師 鉾之原 純子
・特定健診・特定保健指導(概論)(2)
  (財)宮崎県健康づくり協会 健康推進課
  保健師 池田 ひとみ
・慢性腎臓病(CKD)とメタボリックシンドローム
  宮崎大学医学部医学科 血液・血管先端医療学講座
  教授 藤元 昭一


【2日目】

・事例発表
 協会けんぽの特定健診・特定保健指導 ~5年目を迎えて~
  全国健康保険協会宮崎支部 企画総務部 保健グループ
  保健グループ長 加藤 栄子
 美郷町の特定健診への取り組み
  美郷町 健康福祉課 主任技師 甲斐 基嗣
・フローチャート様式6-10について
 宮崎県国保連合会 事業課 主査 奥野 恵理子

・特定健診・特定保健指導の流れについて
 (財)宮崎県健康づくり協会 健康推進課 保健師 鬼塚 美帆

・特定健診とメタボリックシンドローム
 (財)宮崎県健康づくり協会 医師 江藤 胤尚

内   容:

本研修会は、厚生労働省により定められた健診・保健指導の研修ガイドライン(確定版)に沿って実施し、全ての講義を受講した者には修了証を発行した。
修了証の発行数は、42名で、その内訳は県・市町村職員23名、医療保険者7名、医療機関の関係職員12名であった。職種別では、保健師24名、管理栄養士6名、看護師11名、事務職1名であった。
1日目は、前半に健診・保健指導の理念の転換、健診・保健指導(概論)について講義があり、国の動向と、標準的な健診・保健指導プログラム(確定版)にそって話が進められた。後半は、宮崎大学医学部附属病院の藤元昭一医師が「慢性腎臓病(CKD)とメタボリックシンドローム」と題し講義された。「慢性腎臓病は生活習慣病の1つであり、メタボリックシンドロームとの関連も大きい。しかし、血清クレアチニンが必須項目ではないこと、今後も健診担当者が国民に広くCKDに関する普及啓発を行い、健診受診を促すことが求められる。」との話があった。
2日目は、健診・保健指導の現状と受診率増加への取り組みについて事例報告があり、様々な立場での成果や問題点など、今後の課題について話があった。午後からは、「特定健診とメタボリックシンドローム」と題し江藤医師による講義があった。生活習慣病が発生するメカニズムから予防法、健康診断の項目とその数値の示す意味、生活指導の効果など幅広い内容であった。
受講者の約8割が、「事例報告が聞け、新しい情報が得られるので、本研修会は今後も必要である」と答えた。また、「ポイントを解りやすく学べる」、「特定健診・特定保健指導について様々な視点から学習することができた」などの感想があり、大変有意義な研修会になったと考える。

【宮崎県特定健診・特定保健指導に関する従事者研修会】

場所・日時:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
       1日目:平成24年10月18日(木)午前10時から午後4時まで

       2日目:平成24年10月19日(金)午前10時から午後3時まで
対 象 者:市町村や医療機関等において特定健診・特定保健指導に従事する者

内   容:

 テーマ:「身体のメカニズムをおさえた保健指導を考える」
 講師 : 医療法人 和漢全人会花月クリニック
      保健師 寄谷 千春 氏

      (前 新十津川町役場 保健福祉課保健福祉グループ長)


今回の研修には、市町村、医療保険者及び医療機関から述べ95名の方が参加した。内訳は、保健師76名、管理栄養士10名、看護師9名が出席した。
宮崎県内の糖尿病治療者の増加、特定保健指導の目標である糖尿病等の生活習慣病有病者・予備軍を25%減少するために、糖尿病に重点を置いて研修会を開催した。

講義では、事例を基に、「セミナー生活習慣病」「私の健康記録」を使い、6~7人のグループで話し合いながら、健康診断結果から推測できる血管の変化と、健康診断の結果だけでは解らない変化を知る為の他の検査等について学んだ。例えば、インスリン抵抗性なのか、高インスリン血症なのか判断するためのOGTT検査結果を、いくつかの症例を見ながら解説された。また、LDL―Cが悪玉コレステロール、HDL―Cが善玉コレステロールと言われる理由を、リポ蛋白の基礎知識から時間をかけて解説し、インスリンの仕事や、脂質異常症について理解を深めた。

受講者の約9割が代謝等のメカニズムと生活習慣との関連を理解し、生活習慣の改善を対象者自身が選択できる保健指導のスキルについて約8割の方が理解できたと答えた。また、「教科書を見ただけでは解らない細かいメカニズムを理解することができた」「他の地域や職場での保健指導状況を知る事ができ、交流にもつながった」「今後もメカニズムの学習会を定期的に行って欲しい」などの感想があり、大変有意義な研修会になったと考える。

平成23年度

【宮崎県特定健診・特定保健指導従事者研修会】

場所・日時:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
       平成24年2月13日(月)午前10時30分から午後16時
対 象 者:市町村や医療機関等で特定健診・特定保健指導に従事する者

参 加 者:54名

内   容:

【報告】
 健康づくり協会における特定保健指導の評価と課題
 (財)宮崎県健康づくり協会 保健師 岩崎 恵子
【講演】
 保健指導プログラムの組み立て方とその評価方法
 行動科学に基づく行動変容のためのプログラム手法と評価方法
  NPO法人 保健事業支援会 理事長 運天 勲


県の委託事業「宮崎県健診・保健指導体制整備支援事業」として、市町村、医療保険者及び医療機関の保健師、管理栄養士、看護師等を対象に標記研修会を開催した。
参加数は54名で、その内訳は県・市町村職員29名、医療保険者職員17名、医療機関等の関係職員8名であり、職種別では、保健師34名、管理栄養士11名、看護師6名、事務職3名であった。
午前中は、(財)宮崎県健康づくり協会 保健師 岩崎恵子より「健康づくり協会における特定保健指導の評価と課題」と題して平成20年度から22年度までに実施した、特定保健指導の指導実施数と平成22年度の継続実施率等の報告が行われた。
また、健診受診から指導開始までの期間の長さが医療保険者によって異なることや、保健指導を行った対象者に行動変容ステージや体重、BMI、腹囲等の変化がみられることが報告された。

次に、NPO法人 保健事業支援会 理事長 運天勲先生より「保健指導プログラムの組み立て方とその評価方法~行動科学に基づく行動変容のためのプログラム手法と評価方法について~」と題して講演が行われた。
講演では、何のために評価するのか等の概論と、評価するためには目的から指標まで一貫性のとれた事業計画書を作成する必要があると話された。一貫性のとれた事業計画書とは、「現実」「理想」「指導内容」の3つの要素から構成されており、現実と理想のギャップを埋めるために、目的をもって実行していくことが重要であると言われた。
また、現在医療保険者やアウトソーシング機関のもっているデータは、検査値が主で、数値が下がった報告だけでは、保健指導を行った結果メタボ認定から外れたとは証明できないと言われた。介入と検査値改善との因果関係を示すために、指導プログラムは「検査値を下げる」という目標を立て、指導内容は体重減少に関するものを選び、アンケートで行動変容の状況を聞く場合は、何をもって改善とするのかをあらかじめ定義しておくことが大事であると話された。
開催終了後のアンケートでは、出席者の約9割の方が評価の必要性を理解でき、約5割の方が効果的な保健指導につながる為の企画・計画書の作成方法が理解できたと答えた。また、「健診率や保健指導率を高める必要があり、保健指導によって効果がみられている。という評価は必要だと感じた」「具体的な事例ごとのアンケートの内容を知りたい」などの感想が聞かれた。
研修会への感想は、評価の難しさを反映することとなったが、評価の必要性や、多種にわたる事業に携わっている講師の話を聞くことで、参加者にとっては有益な研修会であったのではないかと考える。

平成22年度

【宮崎県特定健診・特定保健指導実践者育成研修会】

場所・日時:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
       平成22年11月16日(火)、11月29日(月)
対 象 者:市町村職員、医療保険者・医療機関関係者等で

       過去に実践者育成研修会に参加したことのない者

参 加 者:1日目 54名

       2日目 47名

内   容:

(1日目)

講義I  :健診・保健指導の理念の転換
     宮崎県福祉保健部 国保・援護課 菊地 潤一

講義II :健診・保健指導(概論)(1)

     宮崎市市民部 国保年金課 健診指導係 井本 智加

講義III:健診・保健指導(概論)(2)

     宮崎市市民部 国保年金課 健診指導係 有田 洋子

講義IV:慢性腎臓病(CKD)とメタボリックシンドローム

     宮崎大学医学部附属病院 血液浄化療法部 准教授 藤元 昭一

(2日目)

講義V  :健診、メタボリックシンドローム、そして健康づくり

      宮崎県健康づくり協会 医師 江藤 胤尚

講義VI :フローチャート様式6-10について

      宮崎県国保連合会 事業課 奥野 恵理子

講義VII:特定健診・特定保健指導の流れについて

      宮崎県健康づくり協会 川野 希

事例報告:・特定健診受診率アップの取り組み
       都城市 健康課 東 博久
     ・特定健診・保健指導の現状
       全国健康保険協会宮崎支部 加藤 栄子


県の委託事業「宮崎県健診・保健指導体制整備支援事業」として、市町村、医療保険者及び医療機関の保健師、管理栄養士、看護師等を対象に標記研修会を実施した。
今年度は、宮崎県保険者協議会との共同開催となった。
本研修会は、厚生労働省により定められた健診・保健指導の研修ガイドライン(確定版)に沿って実施するものであり、全ての講義を受講した者には修了証を発行した。
修了証の発行数は、45名で、その内訳は県・市町村職員17名、医療保険者10名、医療機関の関係職員18名であった。職種別では、保健師24名、管理栄養士4名、看護師12名、その他5名であった。
1日目は、前半に健診・保健指導の理念の転換、健診・保健指導(概論)の講義を実施し、標準的な健診・保健指導プログラム(確定版)にそって話が進められた。
後半は、宮崎大学医学部附属病院の藤元昭一医師に「慢性腎臓病(CKD)とメタボリックシンドローム」と題し講義をしていただいた。講義では、「慢性腎臓病は生活習慣病の1つであり、メタボリックシンドロームとの関連も大きい。また、慢性腎臓病の早期対処は、心疾患、脳疾患の減少や医療費削減に大きく関わっているため、保健指導の場でもそのような視点からの支援が大切である」との話があった。
2日目の午前中は、「健診、メタボリックシンドローム、そして健康づくり」と題し江藤医師からの講義が行われた。講義では、生活習慣病が発生するメカニズムから予防法、健康診断結果票の有効な活用法、生活指導の必要性など幅広く話をしていただいた。
午後からは、健診・保健指導の現状や受診率アップへの取り組み、実施時の注意点などを現場に携わっている担当者に講義をしていただき、さまざまな立場での成果や問題点を提示していただいた。
研修後のアンケートでは、「知識の再確認になった」「基本的な所から抑えられた」「新しい情報を得ることができたので今後の仕事に活かしたい」といった声の反面、「制度の再確認のため自分には必要ない研修だった」「どのレベルの人を対象とした研修なのか分からなかった」などの感想が聞かれた。
特定健診・特定保健指導が開始されて3年目となり、研修内容も基礎的な内容からスキルを上げるための内容など従事者が求めるものに差が出てきているアンケート結果であった。

平成21年度

【宮崎県健診・保健指導実践者育成研修会】

場所・日時:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
       平成21年11月13日(金)、11月21日(土)
対 象 者:市町村職員、医療保険者・医療機関関係者等

内   容:

(1日目)

講演:健診・保健指導の理念の転換

    宮崎県福祉保健部 国保・援護課 宮田 さとみ

講演:保健指導(概論)

    宮崎市市民部 国保年金課 健診指導係長 川平 敬子

講演:メタボリックシンドロームの概念

     ~健診結果と身体変化・生活習慣の関連から~

    宮崎県健康づくり協会 江藤 胤尚

演習:保健指導(各論)

   保健指導の展開~やる気を引き出す保健指導 パート1~

    宮崎県健康づくり協会 川野 希、鬼塚 美帆


(2日目)

講演・演習:行動変容に関する理論

         ~やる気を引き出す保健指導 パート2~
       あだち健康行動学研究所 所長 足達 淑子

パネルディスカッション:

  生活習慣病予防に関する保健指導 ~特定保健指導2年目を迎えて~
    コーディネーター あだち健康行動学研究所 所長 足達 淑子
  ・市町村の立場から
   宮崎市市民部 国保年金課 健診指導係 有田 洋子
   清武町 ほけん課 保健予防係木村 ひろみ
  ・職域の立場から
   旭化成 健康管理センター 米満 昌子
  ・健診機関の立場から
   医療法人 同心会 古賀健診センター 平川 真紀


講演:保健指導の評価

    あだち健康行動学研究所 所長 足達 淑子


研修会は、厚生労働省により定められた健診・保健指導の研修ガイドライン(確定版)に沿って2日間に渡り実施し、全ての講義を受講した者には修了証を発行した。
修了証の発行数は、43名であった。その内訳は県・市町村職員18名、医療保険者3名、医療機関の関係職員22名であった。職種別では、保健師23名、管理栄養士8名、看護師10名、その他2名であった。
1日目は、前半に健診・保健指導の理念の転換、特定保健指導の概論、メタボリックシンドロームの概念についての講義を実施した。後半は保健指導の展開と題して保健指導のすすめ方の演習をおこなった。県内の特定健診・特定保健指導に従事する者5名(国立保健医療科学院での研修プログラムを終了したものを含む)が講師を担当し、標準的な健診・保健指導プログラム(確定版)にそって話を進めていった。
2日目は、あだち健康行動学研究所の足達淑子先生をお招きして研修会を開催した。午前中の講義・演習では、行動療法の視点からの生活改善や肥満治療の説明が行われた。また、DVDを見ながら保健指導の事例紹介があり、参加者からは「保健指導の良い例と悪い例の提示があったので分かりやすかった」「日頃の保健指導の振り返りができた」などの感想が聞かれた。 午後には、パネルディスカッションをおこなった。パネルディスカッションでは、4人のパネリストから「平成20年度特定保健指導の報告と21年度への課題」を挙げていただき足達先生を中心にディスカッションをすすめていった。参加者からは「どこも同じような悩みを抱えていることが分かった」といった安堵の声から、「さまざまな立場での保健指導のやり方(工夫)を知ることができた」「保健指導のツールにもいろいろあることが分かった」「自分の保健指導のやり方を考えるいい機会になった」といった声も聞かれ、保健指導をすすめていく上で参考となる内容であったと考えられる。また、プログラム最後の保健指導の評価に関する講義では、足達先生がお持ちのデータやパネリストの事例を基に評価の進め方の説明が行われた。実際の生データを使用しての説明であり分かりやすい内容であった。
参加者の3分の2は、実際に特定保健指導に従事している方々であった。講義終了後には、参加者から講師やパネリストへの個人的な質問等もあり参加者の興味深さが伺える研修であった。