宮崎県がん検診受診率向上プロジェクトのオフィシャルサイト

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令和元年度 宮崎県がん検診受診率向上プロジェクト講演会を開催しました

2020年06月01日

■日 時:令和2年2月13日(木) 午後1時30分から午後4時まで
■会 場:宮崎県総合保健センター 大研修室
■対象者:県、市町村、県内企業団体、県民
■参加者数:95名
■内 容:
 がん検診受診率向上プロジェクトでは、地域・職域の連携を図り更なるがん検診受診率向上に取り組むことを目的とした講演会を開催し、95名の方に参加いただいた。

 今回も、昨年に引き続きタレントの原千晶氏を講師に迎え、がん体験者の立場から生の声を伝えていただいた。続いて、職場や医療、がん患者が思う宮崎県のがん対策というテーマで、がん検診受診率向上の取組について意見交換を行い、今後の取組に役立てていくことを目的とした。

講演  
演題「大切にしたい自分の体 ~2度の子宮がんを経験して~ 」
講師 タレント 原 千晶 氏

 今年、2度目のがんを経験して10年の節目を迎えた。最初のがんが分かる前、いつもと違う症状に気づいていたのに、すぐに受診することはしなかった。その後に婦人科を受診し、最初のがんが分かってから、医師に子宮全摘を勧められた時、ショックのあまり両親や周りの意見に耳を貸さず、その後の定期検診も自己中断してしまった。結果として、5年後にがんの再発で子宮全摘と抗がん剤治療を余儀なくされた。この経験から、後悔していることは、少しでもおかしいなと思ったら受診すればよかったということ、最初のがんから2度目のがんの経過では、知識不足で自己判断してしまったこと、そして、大事な人たちを思いっきり巻き込んでしまったこと。自分のような経験をしないよう、がんに対して、「自分は大丈夫」「まだ若いから心配ない」と油断せずに必ず検診を受けてほしい。また、がんに関する正しい知識を広げていただくようお願いしたい。

パネルディスカッション
演題 「宮崎県のがん対策について」

コーディネーター:(公財)日本対がん協会 小西 宏 氏
パネリスト:タレント 原 千晶 氏
宮崎県立宮崎病院 副院長 嶋本 富博 氏
株式会社宮崎銀行 人事部 津留 美穂 氏
九州電力株式会社 人事・業務部 西尾 仁美 氏

がん検診受診率向上のための普及啓発・体制整備について

・子宮がんは定期検診とワクチン接種で将来的には撲滅できるといわれているが、日本の受診率は先進国でも最低レベルである。特に県内においては、子宮がんの死亡率がワースト3位以内という状況が続いている。

・普及啓発の方法として、最近では有名人ががんを告白する場面が多く見られるようになった。そのように、がんであることを隠さずに戦うことができるものであること、がんを特別視しないということがイメージアップにつながる。メディアの力も大きいので、上手に利用していくとよいのではないか。

・従業員の向こうには家族がいることを意識すると、家族の中でがんになる人がでた場合に、がんになった側を支える負担は非常に大きい。そのような支える側にも届くような啓発が大切である。

・情報発信として、文字だけで見ることは今までもあったが、体験者の声や医療現場の声という生の声が加わると、より効果的になる。また、正しい知識を広げること、“知識のネズミ講”ができるとよい。

・情報は必要だが、専門職が使う用語や分類の難しさが壁になることがあるため、伝わりやすいことばの使い方も大切。