宮崎県のがんの動向
男女の年齢階級別がん罹患数(2019年)
宮崎県では、50代までは女性のがん患者数が多く、60代から80代は男性のがん患者数が女性を大きく上回ります。
年齢階級別がん罹患数推移(2019年)
宮崎県では、「子宮頸がん」の罹患数は40代前半に、「乳がん」は40代、50代、60代後半にピークを迎え、「胃がん」「大腸がん」「肺がん」は60代後半以降に多くなります。
宮崎県 子宮頸がん
宮崎県 乳がん
宮崎県 胃がん
宮崎県 大腸がん
宮崎県 肺がん
悪性新生物による部位別死亡率(人口10万対)
宮崎県の部位別死亡率は、「胃がん」は減少していますが、「肺がん」「大腸がん」「乳がん」「子宮がん」は増加しています。
部位別75歳未満年齢調整死亡率(人口10万対)
「75歳未満年齢調整死亡率」とは、年齢調整率を用いることで高齢化の影響を除去し、75歳以上の死亡を除くことで壮年期死亡の減少を高い精度で評価します。
宮崎県の部位別の75歳未満年齢調整死亡率では、男性は「肺がん」で亡くなる方が多く、「前立腺がん」が増加していますが、その他のがんは減少しています。
女性では、「乳がん」で亡くなる方が多く、「乳がん」「子宮がん」「胃がん」の死亡率が増加しています。
男性
女性
宮崎県のがんの統計
宮崎県のがんの統計(罹患率、死亡率、受診率)につきましては、がんネットみやざきに掲載されています。
- 詳しい情報は、こちらをご覧ください。 (がんネットみやざき)
日本におけるがんの現状
生涯リスク
日本人が一生涯でがんに罹る「生涯リスク」は、 男性65.5% 女性51.2%で、日本人の2人に1人ががんに罹る可能性があります。
がんの部位別75歳未満年齢調整死亡率(人口10万対)の男女別年次推移
日本では、男性は「肺がん」、女性は「乳がん」で亡くなる方が多く、男女ともに各がんの死亡率は減少しています。
男性
女性
がんにかかる医療費
国民医療費は総額30兆7,813億円。そのうち悪性新生物の医療費は4兆1,252億円で、医療費全体の13.3%を占めています。