宮崎県民の健やかな生活づくりを応援します 宮崎県健康づくり推進センター

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健診・保健指導体制整備
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令和4年度

【宮崎県保健指導実施者経験者研修会】

場所・日時:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
      令和4年11月10日(木)
事業主体:宮崎県
実施主体:公益財団法人 宮崎県健康づくり協会
対象者:市町村や医療機関等で特定健診・特定保健指導に従事し、保健指導経験年数3年目の者
参加者:47名

内 容:
 【午前】
  講義1 脂質異常症の診断と治療
       ~動脈硬化を防ぐための栄養指導の実践~
        神戸学院大学栄養学部 教授 藤岡 由夫 氏
 【午後】
  講義2・演習  
      症例を用いた検査値の読み方と指導方針
        神戸学院大学栄養学部 教授 藤岡 由夫 氏
 

 県の委託事業「健診・保健指導従事者研修事業」として、市町村、その他の医療保険者及び医療機関等の保健師、管理栄養士等を対象に標記研修会を実施した。
 本研修会は、厚生労働省により改訂された健診・保健指導の研修ガイドライン(平成30年4月版)に沿って実施し、全ての講義を受講した者に修了証を発行するものである。
 受講者の内訳は、市町村職員34名、県関連職員4名、その他事業所や医療・健診機関等の関係職員9名であった。職種別では、保健師22名、管理栄養士19名、看護師6名であった。修了証は40名に発行した。

 午前の講義では、脂質代謝のメカニズムと動脈硬化を防ぐための栄養指導の実践について、動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022を用いて、最新の知見を分かりやすく説明いただいた。また、脂質異常症に関する参加者からの事前質問に対し、根拠となるデータを用いた回答が示され、脂質異常に関する保健指導のポイントについて丁寧に説明いただいた。
 午後の講義と演習では、3つの症例に対し保健指導でどのような視点で話をするか、また、正常値であっても注意が必要な検査値のポイントがあることから、全体をみることの重要性が示された。参加者から出た意見を講師が積極的に拾い上げて全体に共有してくださったので、活発に意見が飛び交う学びの多い演習となった。

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【宮崎県保健指導実施者初任者研修会】

場所・日時:宮崎県総合保健センター 5階大研修室
      令和4年7月4日(月)
事業主体:宮崎県 宮崎県保険者協議会
実施主体:宮崎県健康づくり推進センター
対象者:市町村や医療機関等で特定健診・特定保健指導に従事し、保健指導経験年数1~2年目の
保健師、管理栄養士、看護師等
参加者:47名

内 容
【午前】
 講義①  特定健診・保健指導の理念・制度・仕組み
      宮崎県福祉保健部 国民健康保険課 国保保健事業推進員 福元 裕子 氏
 講義②  おいしいものは、脂肪と糖と塩でできている
      宮崎県健康づくり協会 健康推進部 次長 谷口 尚大郎

【午後】
 講義③  科学的根拠に基づいた「塩・糖・脂」対策
      宮崎県健康づくり協会 健康推進部 次長 谷口 尚大郎
 演習   行動変容理論に基づく効果的な保健指導を学ぼう
      串間市民病院 病院長 江藤 敏治 氏

 県委託事業「健診・保健指導従事者研修事業」として、標記研修会を開催した。平成22年度より宮崎県保険者協議会と共催しており、今年度も同様の事業主体、実施主体により実施した。
 
 本研修会は、厚生労働省の健診・保健指導の研修ガイドライン(平成30年4月版)に沿って実施し、全ての講義を受講した者に対し修了証を発行している。受講者は47名で、内訳は市町村職員35名、県職員1名、その他事業所や医療・健診機関等の関係職員11名であった。修了証は42名に発行した。

 プログラムの講師は、県担当者と当協会の医師、外部講師の計3名が講義・演習を担当した。特定健診・保健指導の理念や制度では第3期からの見直しのポイントと令和6年度からの第4期に向けた国の見直しの検討案についての情報提供、生活習慣病・メタボリックシンドロームの基礎知識、保健指導における具体的な支援方法等について講義が行われた。
演習では、感染症予防対策を講じて受講者2人1組で短時間のワークが複数回に分けて行われた。保健指導時の話しやすい雰囲気づくりのポイント、対象者の行動変容ステージに応じた声掛け、事例を用いた情報選択等について演習が行われた。
 研修会後の感想では、「どのお話も大変分かりやすく、参加して本当によかったです。特定保健指導に携わるのが楽しみになってきました」「対象者への接し方以外にも、自分自身を変えてくれる内容でした」といった声が聞かれた。

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