COPD(慢性閉塞性肺疾患)
県民の健康づくりの「現状とポイント」
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
県民の健康づくりの「現状とポイント」
宮崎県の現状と目標
目標項目 | 策定時値 | 目標値 |
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COPD 死亡率(人口 10 万人当たり) | 18.3 | 11 |
正しい知識と適切な受診で早期発見につなげよう!
健康づくりのポイント
COPDとは
COPD(シーオーピーディー)とは、「Chronic Obstructive Pulmonary Disease」(慢性閉塞性肺疾患)の略称で、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気のことです。
たばこの煙などの有害物質に長い期間さらされることで、気管支が炎症を起こしたり肺胞が破壊されて呼吸がしにくくなります。悪化すると「せき・たん・息切れ」が強くなり日常生活に大きく影響してしまいます。
患者数
日本での推計患者数は530万人(NICEスタディ)を超えると言われています。しかし、COPDで治療を受けている総患者数は、38万2千人(R5年患者調査)で、多くの方が適切な治療を受けていません。
死亡者数
COPDによる年間の死亡者数は、全国16,941人、宮崎県184人となっています。全国、宮崎県ともに、男性が多く占めています。
禁煙
最大の原因は、たばこです。しかし、それ以外にも発症する理由はあります。
他人の喫煙によりたばこから発生した煙にさらされることを受動喫煙といい、非喫煙者でも受動喫煙がCOPDの危険因子となります。
COPDは長年にわたる喫煙が大きく影響します。禁煙することは、COPD改善の第一歩です。
保険診療で禁煙治療を受けることができる場合があります。